現代企業論

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 現代企業論
科目番号 7836 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない。授業中に、必要に応じて、プリントを配布することがある。
担当教員 村瀬 智之,高路地 修平

到達目標

1.授業で紹介のあった現代企業が抱える課題ならびに解決方策や背景等を理解できる。
2.授業を踏まえて派生して学習したい内容を自ら特定し、レポート作成できる。
3.上記の学習を踏まえ、企業の実際の課題解決に向けた提案活動に主体的に取り組める。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1基礎的な概念や思考等の理解85%以上基礎的な概念や思考等の理解70%以上基礎的な概念や思考等の理解50%以上基礎的な概念や思考等の理解50%未満
評価項目2現実の事例の理解85%以上現実の事例の理解65%以上現実の事例の理解50%以上現実の事例の理解50%未満
評価項目3妥当かつ説得力ある形で、発言(発表)またはレポート執筆などの主体的参画ができるなんらかの努力の形跡のある発言(発表)または提出物を示すことができる何らかの発言(発表)、提出物などの主体的姿勢を示すことができるまったく参画ができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
講師の関わりのある様々なタイプの現代企業が実際に抱えていた課題ならびにその解決方策をケーススタディ形式で学習し、その背景理解に必要な概念や思考等も学ぶ。これらの実践学習を経て、後半戦では、実際に企業にリアルな課題を提示してもらい、学科混合の多様なチームで解決方策を提示し、評価を受ける。
なお、この科目は企業で組織の課題解決等を実際に行っている教員が、その経験を活かし、情報の取り扱い等に注意を払いながら、実践的な講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
授業全体の構成は概要に示した通りである。前半では4種類の企業のケーススタディを学習する。授業終了後、所定の期限までに、所定のフォーマットにて、授業を踏まえて派生して学習したい内容を自ら特定し、レポート作成をすることならびに提出を課す。そのレポート内容を踏まえて、次回の授業では追加解説や派生学習を行うため、学生には、授業内容を構築する一員として、主体的な参画を期待している。
注意点:
最高学年であり翌年には企業に勤める学生もいることを鑑み、授業のスタイルは企業等における人材育成の観点を意識したものとする。
第13・14回のプレゼンテーションについては、土曜日等の休日での集中講義スタイルでの開催を予定している。
欠席した回の授業内容については、学生自身の責任において、フォローすること。
成績については、課題レポート60%(前半4回・最終回の計5回)、課題解決提案30%、その他(主体的参画、等)10%を目安として、総合的に評価を行う。
【連絡先】高路地(こうろじ) koroji@tokyo-ct.ac.jp

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 授業の流れ、講師のバックグラウンド等を理解する。
2週 ケーススタディⅠ 企業の抱える課題ならびのその解決方策、その背景等を理解する。
 
3週 レポート解説Ⅰ 学生レポート(学生のニーズ・問題意識)をベースに追加解説や派生学習を行う。
4週 ケーススタディⅡ 企業の抱える課題ならびのその解決方策、その背景等を理解する。
 
5週 レポート解説Ⅱ 学生レポート(学生のニーズ・問題意識)をベースに追加解説や派生学習を行う。
6週 ケーススタディⅢ 企業の抱える課題ならびのその解決方策、その背景等を理解する。
 
7週 レポート解説Ⅲ 学生レポート(学生のニーズ・問題意識)をベースに追加解説や派生学習を行う。
8週 ケーススタディⅣ 企業の抱える課題ならびのその解決方策、その背景等を理解する。
 
2ndQ
9週 レポート解説Ⅳ 学生レポート(学生のニーズ・問題意識)をベースに追加解説や派生学習を行う。
10週 課題ならびに実施方針等の発表 協力企業の方から今現在抱える課題の提示を受け、その解決方策の検討に取り組む。
11週 グループワークⅠ 学科混合のチームで解決方策の検討を行う。
12週 グループワークⅡ 学科混合のチームで解決方策の検討を行う。
13週 プレゼンテーションⅠ 解決方策の提案内容をチームでプレゼンテーションし、評価を受ける。
(2週分を土曜日等の休日開催を予定)
14週 プレゼンテーションⅡ 解決方策の提案内容をチームでプレゼンテーションし、評価を受ける。
15週 総括・最終レポート 本科目の全体を振り返った後に、最終レポートを作成する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

レポートその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力200000020
専門的能力300000030
分野横断的能力4010000050