到達目標
基本要素の伝達関数を理解し,制御系をブロック線図で表現できる。
過渡応答を理解し,基本要素の過渡応答を求めグラフに描くことができる。
周波数応答を理解し,基本要素のボード線図を描くことができる。
フィードバック制御系の安定性について理解し,作図して評価することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
基本要素の伝達関数を理解し,制御系をブロック線図で表現できる。 | すべての基本要素の伝達関数を理解し,機械系の運動方程式や電気系の回路について,伝達関数を求めたり,ブロック線図で表現できる。 | すべての基本要素の伝達関数を理解し,説明できる。簡単な運動や回路について伝達関数やブロック線図で表現できる。 | 基本要素の伝達関数を説明できない。 |
過渡応答を理解し,基本要素の過渡応答を求めグラフに描くことができる。 | すべての基本要素のインパルス応答,ステップ応答,ランプ応答を求め,グラフに描くことができる。 | すべての基本要素のステップ応答を求め,グラフに描くことができる。 | 基本要素の過渡応答を説明できない。 |
周波数応答を理解し,基本要素のボード線図を描くことができる。 | すべての基本要素の周波数応答を理解し,ボード線図を描くことができる。 | 二次遅れ要素以外の基本要素の周波数応答を理解し,ボード線図を描くことができる。 | 周波数応答を説明できない。 |
フィードバック制御系の安定性について理解し,評価することができる。 | ボード線図やナイキスト線図を用いて,安定性について評価することができ,位相余裕・ゲイン余裕を求めることができる。 | ボード線図やナイキスト線図を用いて,安定性について評価することができる。 | 安定性の評価方法について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
すべての機械は制御されなければ役に立たない。組み込み開発を担う情報系技術者にとって,制御工学の実際を学ぶことは避けて通ることはできない。本授業では,古典制御理論の基礎を講義で学習し,演習問題も解きながら習得する。
授業の進め方・方法:
通常の講義形式で授業を進める。ノートを取る時間を確保する。後から見返したときに理解の助けとなるような板書をする。小テストを不定期に実施する。試験前に学習状況の確認のため,ノートを集める。但しノートは自由提出とする。
注意点:
授業の予習復習及び,各章末問題の演習に対しては、自学自習により取組み学習すること。レポート等は加点方式で成績に加味される。最大で評価の30%をノートや小テスト・レポート点で確保することができる。その場合,70%が定期試験が占める割合となる。ノートは自由提出であり,提出しない場合はノート点がないが試験でその分の点数を取ることができる。すなわち,定期試験の評価に占める割合が高くなる。欠席等による小テストの再テストは実施しない(定期試験で取り返せるため)。最終の定期試験が40点に足らなくても,通年の評価で60点を超えた場合は合格となる。但し,最終定期試験が40点を下回って合格した場合は,通年の評価点数にかかわらずC評価とする。通年の評価がDであり最終定期試験が40点に満たない場合は再試験は実施しない。
授業計画
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他(ノート) | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 25 | 5 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 0 | 0 | 0 | 10 | 2 | 37 |
専門的能力 | 25 | 0 | 0 | 0 | 10 | 2 | 37 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 26 |