到達目標
信号処理に関連する代表的な処理,アルゴリズムの理解やその計算,プログラム等による実現について
・基本概念やアルゴリズムの理解,関連する計算を行うことができる.
・与えられた処理に関する課題に対し,プログラミング等を利用し行うことができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
基本概念やアルゴリズムの理解,関連する計算を行うことができる。 | 信号処理やその関連する計算,アルゴリズム等について理解している。 | 基本的な信号処理の計算等を行うことができる。 | 信号処理が理解できていない。 |
与えられた処理に関する課題に対し,プログラミング等を利用し行うことができる。 | 基本的な信号処理を理解し,課題を自分なりに工夫するなどして実現している。 | 信号処理を理解し,基本的な課題を実現している。 | 与えられた課題を実現することができない。 |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目では,ディジタル信号処理やその関連科目を中心に,それらに関係する技術,実現手法を題材として,計算法・利用法を学び,今後の応用,他分野への興味や関連性などの理解を深める。
授業の進め方・方法:
4年生では,信号処理に関連した分野を課題を通して行ってきた.この信号処理等で利用した技術を基礎として,関係の深い分野を実際にプログラムを作り,実験・演習等の課題を通して実現する。
注意点:
計画性を持って進め,期限に間に合うように実現する。
また,用意された資料などをもとにし,授業時間外も活用するなど課題等を自主的に進める。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
本科目の位置づけや概要等に触れ,授業・課題等の進め方を理解する。
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2週 |
FFTの応用(1) 自己相関関数と相互相関関数の高速演算,プログラミング |
FFT利用した自己相関関数の計算が分かる。
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3週 |
FFTの応用(2) プログラミング続き |
自己相関関数のプログラミングができる。
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4週 |
FFTの応用(3) プログラミング続き |
FFTによる自己相関関数を利用したデータの解析方法が分かる。
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5週 |
離散コサイン変換とその応用(1) 1次元DCT,プログラミング |
1次元DCTの計算,プログラミングができる。1次元DCTを用いた処理に触れる。
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6週 |
離散コサイン変換とその応用(2) 2次元DCT,プログラミング |
2次元DCTの計算,プログラミングができる。
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7週 |
離散コサイン変換とその応用(3) ビットマップファイル,プログラミング |
ビットマップファイル操作ができる。
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8週 |
離散コサイン変換とその応用(4) YCC色空間,プログラミング |
YCC変換のプログラミングができる。2次元DCTを用いた処理に触れる。
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2ndQ |
9週 |
固有値・固有ベクトルとその応用(1) べき乗法,プログラミング |
固有値・固有ベクトルの計算方法が分かる。
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10週 |
固有値・固有ベクトルとその応用(2) プログラミング続き |
1組の固有値・固有ベクトルを算出するためのプログラミングができる。
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11週 |
固有値・固有ベクトルとその応用(3) プログラミング続き |
固有値・固有ベクトルを算出するためのプログラミングができる。固有値・固有ベクトルを用いた処理に触れる。
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12週 |
離散ウェーブレット変換とその応用(1) DWT,プログラミング |
離散ウェーブレット変換の計算が分かる。
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13週 |
離散ウェーブレット変換とその応用(2) プログラミング続き |
DWTのプログラミングができる。
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14週 |
離散ウェーブレット変換とその応用(3) |
DWTにより信号を分解する。DWTを用いた処理に触れる。
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15週 |
期末テスト |
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16週 |
テスト返却と解答 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系 | プログラミング | 与えられた簡単な問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | |
情報数学・情報理論 | コンピュータ向けの主要な数値計算アルゴリズムの概要や特徴を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 報告書 | その他提出物 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 30 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 30 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |