到達目標
1.要件を分析した上で,与えられた事例についてE-R図の表記方法を説明することができる。
2.正規形の段階を判断した上で,与えられた事例について正規化の例示をすることができる。
3.与えられた実行結果を実現するSELECT文を構成することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 要件を分析した上で,与えられた事例についてE-R図の表記方法を説明することができる。 | 教科書などの文献を参照しながら,与えられた事例についてE-R図の表記方法を説明することができる。 | 教科書などの文献を参照しながら,与えられた事例についてE-R図の表記方法を説明することができない。 |
評価項目2 | 正規形の段階を判断した上で,与えられた事例について正規化の例示をすることができる。 | 教科書などの文献を参照しながら,与えられた事例について正規化の例示をすることができる。 | 教科書などの文献を参照しながら,与えられた事例について正規化の例示をすることができない。 |
評価項目3 | 与えられた実行結果を実現するSELECT文を構成することができる。 | SELECLT文に関する基本的な文法を説明でき、与えられた例について実行結果を説明できる。 | SELECLT文に関する基本的な文法を説明でき、与えられた例について実行結果を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
社会で幅広く利用されているデータベースを構成する技術について学習し、理解する。前半ではデータベースシステムを設計するために必要な理論的基礎であるデータモデルおよび正規化について理解する。後半では設計されたデータベースシステムを実装するためのプログラミング言語であるSQL言語について理解する。その中ではSELECT文を中心に文法の基本を理解するとともに、簡単な組合せ方法について理解する。
授業の進め方・方法:
毎回の授業の学習テーマを設定し,その内容について解説する。板書の他,一部スライドも併用する。授業の内容を理解しているかどうか確認するため,毎回簡単な演習問題を課し,提出させる。提出された課題は採点し,原則として次回の授業で返却してフィードバックを行う。定期試験では,原則として毎回の課題に類似した内容の問題を出題し,最終的な定着度を確認する。
注意点:
毎回の授業の最後に演習問題を行う。各単元ごとの理解度確認の貴重な機会であり、採点結果で理解不足や誤解の箇所が認められれば、質問や自習でそれらを解消しておくこと。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンスとデータベースの概要 |
データベースシステムの概要を理解する。
|
2週 |
データモデル |
データモデルの種類を区別でき、E-R図の表記方法を説明できる。
|
3週 |
集合演算 |
集合演算の演算結果を例示できる。
|
4週 |
関係演算 |
関係演算の演算結果を例示できる。
|
5週 |
データベース設計 |
データベース設計の段階を区別でき、E-Rモデルの表現要素を説明できる。
|
6週 |
リレーションの正規化の概要と非正規形、第1正規形 |
キーの種類および関数従属性の種類を識別できる。それぞれの正規形の定義を説明でき、与えられた条件で正規化の例示ができる。
|
7週 |
第2正規形と第3正規形 |
それぞれの正規形の定義を説明でき、与えられた条件で正規化の例示ができる。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
SQLの概要とデータ定義言語 |
データ定義言語とデータ操作言語の役割を説明でき、データ操作言語に関する基本的な文法を説明できる。
|
10週 |
データ操作言語(1) SELECT文 |
SELECLT文に関する基本的な文法を説明でき、与えられた例について実行結果を説明できる。
|
11週 |
データ操作言語(2) INSERT文、UPDATE文、DELETE文 |
INSERT文、UPDATE文、DELETE文に関する基本的な文法を説明できる。
|
12週 |
データ制御言語 |
GRANT文とREVOKE文に関する基本的な文法を説明できる
|
13週 |
演算子 |
関係演算子と論理演算子に関する基本的な文法を説明でき、与えられた条件で演算結果を説明できる。
|
14週 |
集合関数と副問合せ |
集合関数に関する基本的な文法を説明でき、副問合せの実行結果を説明できる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
試験返却、および試験の解説 |
科目全体を振り返り,各単元について十分に理解し,簡単な例について説明できることを確認する。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 演習問題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |