概要:
環境問題は大気汚染や水質汚染、有害化学物質、放射能・放射線問題、酸性雨、砂漠化、森林破壊、オゾン破壊など身近なものから地球規模の現象まで多岐にわたっている。またそれらに関連して気候変動やエネルギー問題、生物多様性の低下などがある。これらの問題に関係する分野は化学、生物学、地球科学、農学など物理学以外の多くの分野がある。その中で物理学はそれぞれの問題点を整理、一般化して定量的に議論するのに役立つと考える。このゼミの前半では物質とエネルギーの変換に着目して特殊相対論の立場からエネルギー問題について考えてみる。その後、昨今問題になっている地球温暖化現象について触れる。後半は、グループワークとしてそれぞれのテーマで環境問題などを取り上げて、できるだけ多角的な視点からその問題を考えていたい。
授業の進め方・方法:
前半は講義形式で行う。講義内容に関して課題レポートを出すので提出すること。
後半は発表に向けてのグループワークを行う。グループ内で問題提起、調査、発表準備を行う。最終的には各学生がプレゼンを行い、それに関するレポートと発表資料を提出する。
注意点:
評価割合の項目別では、それぞれ以下の評価が行われる。
「発表」は発表した学生の評価である。
「相互評価」は他の学生の発表内容についての評価である。
「ポートフォリオ」は講義内容に関する課題レポートと発表内容のレポートと資料の評価である。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球温暖化の問題点、原因と対策について理解している。 | 2 | 前6,前7,前8 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |