【留学生】日本語

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 【留学生】日本語
科目番号 0064 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布する。
担当教員 竹田 恒美,青野 順也

到達目標

1. 日本語の語彙・表現・文法についての理解を深め、様々なジャンルの日本語の文章を読解し、ビジネスメールの作法も含め、書くことができるようになる。
2. 他者の意見を聞く際の態度に加え、自己の意見を主張する際に必要な表現力を場に応じて使い分けることができ、口頭、文字言語を問わず日本語によるコミュニケーション力を高めていく。
3. JLPT(日本語能力試験)において、N1(1級)ないしN2(2級)の取得を個々人の日本語力に応じて目標設定し、合格を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1日本語の文章を正しく読んで理解し,まとめることができる.日本語の文章を正しく読んで理解することができる.日本語の文章を正しく読んで,およそ理解することができる.日本語の文章を正しく読んで理解することができない.
評価項目2他者の意見をよく聞き,自己の意見を効果的に伝えることができる。自己の意見を他者に効果的に伝えることができる。他者に自己の意見をおよそ伝えることができる。他者の意見を聞く際の態度がどのようなものか分からず、自己の意見をうまく伝えられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では、日本で生活し、高専で勉強を続けてゆくために必要な日本語能力を高めていくことを目標とする。
授業の進め方・方法:
毎回、講義と演習をセットで行いながら進めていく。授業中には積極的な発言を歓迎する。
注意点:
Learning by observationの考えに基づき、授業の中で書いた文章(原稿)はその場で添削され、学びを共有してゆく。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 受講者、教師双方の自己紹介。一年間の授業の進め方・学び方を理解する。授業を通して学びたいこと/目標を言語化する。
2週
3週 JLPT-3模試と解説 JLPT-3模試を通してN3レベルの語彙・文法・読解力の診断と練習
4週 JLPT-2模試と解説 JLPT-2模試を通してN2レベルの語彙・文法・読解力の診断と練習
5週 JLPT-1模試と解説 JLPT-1模試を通してN1レベルの語彙・文法・読解力の診断と練習   
6週 日本人の発想・表現を学ぶ(その1) 新聞の人生相談のコラムを用いて日本人の発想・表現方法を学ぶ。自国文化との比較を意識して相違点や共通点を知る。
7週
8週 日本人の発想・表現を学ぶ(その1) 6週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
2ndQ
9週 日本人の発想・表現を学ぶ(その1)
6週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
10週 日本人の発想・表現を学ぶ(その1) 6週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
11週
12週 ビジネスメールの作法(1) インターンシップなどで必要とされるビジネスメールの作法について、演習を行い、実践的なスキルを身に付ける。
13週 ビジネスメールの作法(2) インターンシップなどで必要とされるビジネスメールの作法について、演習を行い、実践的なスキルを身に付ける。
14週 ビジネスメールの作法(3) インターンシップなどで必要とされるビジネスメールの作法について、演習を行い、実践的なスキルを身に付ける。
15週 前期末試験
16週 (前期末試験 返却)
後期
3rdQ
1週 夏休みの課題プレゼン 夏休みに経験した日本体験、日本語学習のレポート。プレゼンすることにより、質疑のスキルを同時に身に付ける。
2週 JLPT-3模試と解説 JLPT-3模試を通してN3レベルの語彙・文法・読解力の診断と練習。前期からの進捗を確認する。
3週 JLPT-2模試と解説 JLPT-2模試を通してN2レベルの語彙・文法・読解力の診断と練習。前期からの進捗を確認する。
4週 JLPT-1模試と解説 JLPT-1模試を通してN1レベルの語彙・文法・読解力の診断と練習。前期からの進捗を確認する。
5週 日本人の発想・表現を学ぶ(その2) 新聞の人生相談のコラムを用いて日本人の発想・表現方法を学ぶ。自国文化との比較を意識して相違点や共通点を知る。
6週 日本人の発想・表現を学ぶ(その2) 5週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
7週 日本人の発想・表現を学ぶ(その2)
5週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
8週 日本人の発想・表現を学ぶ(その2) 5週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
4thQ
9週 日本人の発想・表現を学ぶ(その3) 新聞の人生相談のコラムを用いて日本人の発想・表現方法を学ぶ。自国文化との比較を意識して相違点や共通点を知る。
10週 日本人の発想・表現を学ぶ(その3) 9週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
11週 日本人の発想・表現を学ぶ(その3) 9週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
12週 日本人の発想・表現を学ぶ(その3)
9週で取り上げた素材を基にプレゼンをする。2名ずつ行い、原稿は授業内で添削され、日本語表現等のアドバイスを受ける。
13週 アニメ作品鑑賞 宮崎駿など日本の代表的なアニメ作品の中から一つを鑑賞し、日本のアニメ文化、ポップカルチャーについて学ぶ。
14週 日本語の歴史と進化 ひらがなの成り立ちを中心にして日本の文字の歴史と進化を概観し、併せて日本文化の一側面としての書道の作法を体験する。
15週 学年末試験
16週 (学年末試験 返却)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20202020020100
基礎的能力20202020020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000