【教養選択Ⅱ】日本文化論

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 【教養選択Ⅱ】日本文化論
科目番号 0155 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配付
担当教員 舩戸 美智子

到達目標

1 日本文化を調査し、日本文化とはどういうものであるか、その特徴を分析し、結果をわかりやすく発表することができる。
2 様々な日本文化のありように触れ、共通する日本文化の特徴と日本人のアイデンティティとの関係を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1日本文化とその特徴を分析してわかりやすく説明することができる。日本文化とその特徴を発表することができる。日本文化とその特徴をおおよそ発表することができる。日本文化とその特徴を説明することができない。
評価項目2他者の発表を聴き、総合的に日本人のアイデンティティとの関係をよく理解することができる。他者の発表を聴き、総合的に日本人のアイデンティティとの関係を理解することができる。他者の発表を聴き、総合的に日本人のアイデンティティとの関係を少し理解することができる。他者の発表を聴き、総合的に日本人のアイデンティティとの関係を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本文化の捉え方について古典の作品や文化論を紹介しながら講義し、その後、受講者各人に日本の文化について調査した結果を発表してもらい,日本文化の特徴を総合的に考察する。それにより、日本人のアイデンティティはどこにあるのか、ひいてはそれが日本の技術力にどのように現れているのかを考察する。
授業の進め方・方法:
この科目は学修単位のため、事前にプレゼンの準備を行い、事後としてレポートを課す。初めはプリントなどを配付して、文化論の講義を行う。その後、受講者は各自日本文化についてのテーマでプレゼンを行い、さらに最終的には全員のプレゼンを通して見えてくる「日本人のアイデンティティ」をまとめ、日本の技術力との関係を考察したレポートを提出する。
注意点:
プレゼンは決められた順番で必ず行う。その準備は自学自習によって進め,期日に間に合うように仕上げること.発表を聴くときは、その場でしっかりとメモをとること。レポートは前半と後半に分けて提出してもらう予定。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 日本の文化にはどんなものがあるか、挙げることができる。
2週 日本文化論 1 代表的な日本文化に対する考え方を理解することができる。
3週 日本文化論 2
 
文化論を読みながら、そこに表れた日本人の感性を理解することができる。
4週 日本文化の捉え方 古典の文学作品を用いて、作品に表れた日本文化の捉え方を理解することができる。
5週 プレゼンテーション 1 日本文化の特徴が表れたテーマを選び、わかりやすく説明することができる。
6週 プレゼンテーション 2 日本文化についての発表を聴き、日本文化についての理解を深めることができる。
7週 プレゼンテーション 3 他者の発表を評価しながら傾聴し、自分のプレゼンテーションに活かすことができる。
8週 プレゼンテーション 相互批評 相互批評により、各プレゼンにおける文化の捉え方、プレゼンテーションの仕方を改善することができる。
4thQ
9週 プレゼンテーション 4 日本文化の特徴が表れた別テーマを選び、以前よりもわかりやすく説明することができる。
10週 プレゼンテーション 5 日本文化についての発表を聴き、他の日本文化と比較しながら理解を深めることができる。
11週 プレゼンテーション 6 他者の発表をまとめることによって、日本文化の諸相を振り返り、俯瞰して捉えることができる。
12週 日本語の特徴 日本語の特徴を海外の言語と比較し、日本人として何を表現してきたかを捉えることができる。
13週 日本語に表れた日本人の考え方 日本語の特徴から、日本語に表れた日本人の感性やものの捉え方を理解することができる。
14週 日本人のアイデンティティ さまざまな文化を通して日本人のアイデンティティはどこにあるかを理解することができる。
15週 最終レポート 発表
日本の技術力と日本人のアイデンティティとの関係を考察した結果を発表することができる。
16週 日本文化論 課題提出 発表のPPTを改善し、日本文化とは何かをレポートにまとめることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3後2,後3,後12,後13
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3後1,後3,後12,後13
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3後2,後4
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3後12,後13
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3後5,後6,後9,後10
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3後5,後6,後9,後10
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3後5,後6,後9,後10,後16
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3後5,後6,後9,後10,後15
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3後7,後8,後11,後14
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3後7,後8,後11,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05000500100
基礎的能力0000000
専門的能力05000500100
分野横断的能力0000000