情報処理特論Ⅰ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報処理特論Ⅰ
科目番号 0165 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜資料を配布
担当教員 松岡 正人

到達目標

ニーズと要求を抽出し、基本要件の導出までの手順を理解すること
基本要件からソフトウェア要求の導出ができること
ソフトウェア要求をユースケースシナリオとして展開できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 前タブの箇条書きの一つ目ニーズと要求の区別ができ、基本要件の導出ができるニーズと要求の区別ができ、基本要件の定義を理解できているが、基本要件を完全には導出できないニーズと要求の区別ができず、基本要件の導出に至らない
評価項目2 前タブの箇条書きの二つ目基本要件の導出ができ、ソフトウェア要求への導出ができる基本要件の導出が完全ではないため、ソフトウェア要求の導出に漏れ抜けなどがある基本要件が導出できないため、ソフトウェア要求の導出が不完全
評価項目3 前タブの箇条書きであるなら三つめソフトウェア要求の導出ができ、ユースケースシナリオの展開ができるソフトウェア要求の導出に漏れ抜けがあるため、一部のユースケースシナリオの展開に漏れ抜けがあるソフトウェア要求の導出が不完全なため、ユースケースシナリオの展開に漏れ抜けがある

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
情報システム開発の上流工程で重要な要求分析・要求管理に関する基礎的な考え方と関連するモデリング手法について演習を中心に学習する。
授業の進め方・方法:
講義及び演習により授業を進める。
注意点:
なし

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 要求の定義と要求開発の基本 ニーズの導出
2週 要求の引き出しと管理 基本要件の導出
3週 要求の引き出しと管理(続き) ブレーンストーミングによる導出と整理
4週 要求の引き出しと管理(続き) 基本要件のレビュー
5週 要求の品質 機能要求、非機能要求の分析
6週 ソフトウェア要求の抽出 基本要件からソフトウェア要求の抽出
7週 ソフトウェア要求の抽出(続き) 基本要件からソフトウェア要求の抽出(続き)
8週 ユースケースの作成 ソフトウェア要求からユースケースの抽出
2ndQ
9週 ユースケースの作成(続き) ソフトウェア要求からユースケースの抽出(続き)
10週 ユースケースの作成(続き) ソフトウェア要求からユースケースの抽出(続き)
11週 ユースケース図の作成 ユースケースシナリオからユースケース図を作成
12週 ユースケース図の作成(続き) ユースケースシナリオからユースケース図を作成(続き)
13週 ユースケース図の作成(続き) イベントフローの作成
14週 ユースケース図の作成(続き) イベントフローの作成(続き)
15週 プレゼンテーションと評価 目標への到達度の確認
16週 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。4
コンピュータシステムシステム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。3
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。3
プロジェクト管理の必要性について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0402020200100
基礎的能力0000000
専門的能力0402020200100
分野横断的能力0000000