Listening

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 Listening
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『Listening Laboratory: Basic α』(数研出版)
担当教員 向山 大地

到達目標

Listening の目標は、様々な音韻規則(つづりと音の関係、語と語の連結による音変化、イントネーション)に習熟し、それを活かしてまとまりのある英文を聞いて内容を理解できるようになることである。
具体的には、相手が明瞭に毎分100語程度の速度で、自分や身近なことについて基本的な表現を用いて話す場合、その内容を聴いて理解できることを目指すが、目標値は評価(ルーブリック)に従ったものとなる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可) 未到達レベルの目安
評価項目1授業内で学習した音韻規則に基づいて、80%以上の正確さで英文の書き取りができる。 授業内で学習した音韻規則に基づいて、70%~80%以上の正確さで英文の書き取りができる。 授業内で学習した音韻規則に基づいて、60%~70%以上の正確さで英文の書き取りができる。 授業内で学習した音韻規則に基づいて、60%~70%以上の正確さで英文の書き取りができない。
評価項目2様々な場面で必要な表現を理解し、それを聴き取ることができる。 様々な場面で必要な表現を理解できる。 様々な場面で必要な重要表現を最低限理解できる。 様々な場面で必要な重要表現を理解できない。
評価項目3音声教材を活用して、積極的に個人学習を進めることができる。 音声教材を活用して、個人学習を進めることができる。 音声教材を活用して、個人学習を進めることがある程度できる。 音声教材を活用して、個人学習を進めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
TOEICなどの資格試験を念頭に置きつつ、英語聴解力の向上を図る。具体的には、(1)英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声、(2)リエゾンなど、語と語の連結による音変化を学ぶ、(3)語・句・文における基本的な強勢になれるなど。また、ディクテーション・ノートを用いて、まとまりのある英文を聴き、内容を理解して書き取る演習を行う。

授業の進め方・方法:
1.リスニング小テスト(テスト→答え合わせ→提出)
2.Listening Aid:その課のポイントを解説、発音練習など
3.Listen Again:復習の聞き取り
4.ディクテーション・ノートを使った演習、解説
5.副教材(ハンドアウト)
注意点:
・教科書、辞書、ハンドアウトを管理するバインダー等を毎回持参すること。
・本科目の成績は定期試験の成績のみならず、予習・復習等の自学自習の実施状況も考慮して判断される。したがって自学自習の習慣を身につけることが必要である。
・受講者の習熟度に鑑みて、適宜授業進度、授業内容を変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション
Unit 1: 写真に合う説明を選ぶ

まぎわらしい母音に注意して英語を聞き取ることができる
2週 Unit 2: 近い意味の英文を選ぶ
Unit 3: 英文に合うイラストを選ぶ

類義語、言い換えを使った表現、注意すべき文法事項に
気をつけて英語を聞き取ることができる
3週 Unit 4: 適切な応答を選ぶ1
Unit 5: 対話に合うイラストを選ぶ
依頼・勧誘、天候を表す英語表現を聞き取ることができる
4週 Unit 6: ワークシートにメモする(数字)
Unit 7: 短い対話を聞き取る
数の計算、時間の尋ね方に注意して英語を聞き取ることができる
5週 Unit 8: 表を埋める
Unit 9: 道案内・路線案内を聞き取る
まぎらわしい子音、道/路線の英語表現を聞き取ることができる
6週 Unit 10: 適切な応答を選ぶ2 応答表現に注意して英語を聞き取ることができる
7週 総復習、中間試験対策 既習の英語リスニング技術を十分に習得できている
8週 中間試験
4thQ
9週 試験返却
Unit 11: 対話の要点・概要をとらえる1(電話)

電話でよく使う英語表現を聞き取ることができる
10週 Unit 12: 条件に合う説明を選ぶ
Unit 13: 一つの対話に複数の質問
買い物でよく使う表現、音の連結・同化に注意して
英語を聞き取ることができる
11週 Unit 14: 対話の要点・概要をとらえる2
Unit 15: 短い文章を聞き取る

和製英語、分数、少数表現に注意して英語を聞き取ることができる
12週 Unit 16: 一つの文章に複数の質問
Unit 17: 発言の要点を理解する
音の脱落、同意・反論の英語表現、提案・主張の英語表現を
聞き取ることができる
13週 Unit 18: グラフ問題を読み取る
Unit 19: 情報を整理する
グラフでよく用いられる動詞、名詞、
米国式発音、英国式発音の違いに注意して英語を聞き取ることができる
14週 Unit 20: 講義を聞き取る
「ラ行」の音に聞こえるt, dに注意して英語を聞き取ることができる
15週 総復習、期末試験対策
既習の英語リスニング技術を十分に習得できている
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後12,後13,後14,後15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験小テスト、課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000