ReadingII

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ReadingII
科目番号 0006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 World Trek English Communication I
担当教員 長橋 雅俊

到達目標

【目的】
この科目を受講することにより、目的に応じた英語の読み方が自律的に行えるようになることを目的とする
【到達目標】
1.辞書を活用し、単語→句→節へと理解してゆく読み方(精読)を学ぶ。
2.受講者自らの習熟度、興味、目的に応じて読みものを選び、自律的に読書する習慣と方法(多読)を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文型の特徴を文章中の例文を使って識別し、一般化できる。文型の特徴を文章中の例文を使って識別できる。同じ文型が使われている文を識別できる。文章中の例文を使って識別できない。
評価項目2辞書なしで入門的多読用教材(基本語彙400語)を毎分150語の速度で読める。辞書なしで入門的多読用教材(基本語彙400語)を毎分100語の速度で読める。辞書なしで入門的多読用教材(基本語彙400語)を毎分80語の速度で読める。辞書なしで入門的多読用教材(基本語彙400語)を読む速度が毎分60語に満たない。
評価項目3授業内で示された課題を近隣の学生達と討議し、結論を導き出せる。授業内で示された課題を近隣の学生達と討議し、問題点を共有できる。授業内で示された課題を近隣の学生達と討議できる。授業内で示された課題を近隣の学生達と討議できない。(課題を十分に理解できない)

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では毎回の授業を、前半と後半に大きく分けて行なう。
1.授業冒頭(およそ20分程度)では、出席確認を兼ねた小テストを実施する。遠隔授業により所定のオンライン・ツールを使える機器と知識を備える。
2.中盤(およそ50分程度)では、共通テキスト(検定教科書)を用いた授業を行なう。オンラインで教材を提示しながら、辞書を使って単語→句→節へと理解してゆく読み方(精読)を学ぶ。
3.後半(残りのおよそ20分程度)では教科書以外のリーディング教材を利用して、受講者が自らの目的に応じて、主体的に読書する習慣の形成を目指す。
(4.冬季休業中には、長編小説等の読み物を、興味に応じて自ら探して購入し、英語読書体験を発展させる。)
授業の進め方・方法:
1.前半の共通テキストを使用した時間帯では、次のような流れで授業を進める。その際に英語辞書は常に机上に用意しておき、随時活用する。
  ①個別のテキスト読解
  ②学習ポイントを絞ったワークシートによる課題作業
  ③受講者による発表と全体でのまとめ
2.読書活動については、読解範囲(ジャンル、レベル)を少しずつ広げられるように、各種教材を提示する。(前期の読書記録手帳に相当する作業は検討中)
注意点:
・教科書、(読書記録手帳、)英語辞書、指定バインダー、Grammar & Writing で使用する文法書、は毎回持参すること。
・オフィスアワー:遠隔授業のため、質問・相談は登校曜日の昼休み、ほか指定曜日時限に対応する。
・本科目の成績は定期試験の成績のみならず、予習・復習などの自学自習の実施状況も考慮して判断される。したがって自学自習の習慣を身につけることが肝要である。
 遠隔授業の開始時にはオンライン小テストへの入力・送信、登校時の課題プリントの提出を忘れないこと。
・前期の対面から遠隔への環境変化により、シラバス内容の調整・変更の必要の際はアナウンスするので、留意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション
第5課(1) 文章内容、SV(O)O(howなど+to~)を理解する。
後期授業の進め方、ルールを理解できる。
疑問詞で導かれた長い目的語の意味・用法を理解し、表現できる。
2週 第5課(2) 文章内容、分詞の形容詞的用法(過去分詞)を理解する。 過去分詞の性質(前置・後置修飾)や意味を理解し、表現できる。
3週 第5課(3) 文章内容、分詞の形容詞的用法(現在分詞)を理解する。 現在分詞の性質(前置・後置修飾)や意味を理解し、表現できる。
4週 第6課(1) 文章内容、関係代名詞(主格)を理解する。 先行詞や主格の関係代名詞の節の中でのはたらきや意味を理解し、表現できる。
5週 第6課(2) 文章内容、関係代名詞(目的格)を理解する。 目的格の関係代名詞の節の中でのはたらきや意味を理解し、表現できる。
6週 第6課(3) 文章内容、関係代名詞(what)を理解する。 先行詞を含む関係代名詞whatのはたらきや意味を理解し、表現できる。
7週 第5課、第6課までの復習 中間試験にむけて、学習内容を確認できる。
8週 中間試験 中間試験にむけて、学習成果を発揮できる。
4thQ
9週 答案返却・説明・復習 後期中間試験の自己評価ができる。
10週 第7課(1) 文章内容、現在完了進行形を理解する。 現在完了進行形の基本的な形、意味のおよぶ範囲を理解し、表現できる。
11週 第7課(2) 文章内容、形式主語を理解する。 形式主語を使った構文の意味を理解し、表現できる。
12週 第7課(3) 文章内容、過去完了を理解する。 過去完了形の基本的な形、意味のおよぶ範囲を理解し、表現できる。
13週 第8課(1) 文章内容、関係副詞whereを理解する。 先行詞や関係副詞whereのはたらきや意味を理解し、表現できる。
14週 第8課(2) 文章内容、SV(O)O(=疑問詞で始まる節)を理解する。 SVOOの文型や、疑問詞と組み合わせた場合とを比べて、意味理解と表現ができる。
15週 第8課(3) 文章内容、関係副詞whenの理解、試験範囲の復習 関係副詞whereを理解し、期末試験にむけて、学習内容を確認できる。
16週 期末試験 期末試験にむけて、学習成果を発揮できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1

評価割合

試験小テスト課題プリントその他合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力602020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000