情報処理演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報処理演習Ⅰ
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ExcelVBAふりがなプログラミング
担当教員 伊藤 未希雄

到達目標

パソコンのしくみを理解する.また,コンピュータのセキュリティについて理解する.パソコンで図を作成できるようにする.Excelを使いこなしてワークシート上で計算し,グラフを作成できるようにする.コンピュータの言語(Maxima,Excel VBA)で簡単なプログラムを組めるようにする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
パソコンの仕組みとセキュリティを理解するパソコンの仕組みを理解し,コンピュータのセキュリティについて実践できるパソコンの仕組みとセキュリティ゛理解できるパソコンの仕組みとセキュリティが理解できない
パソコンを使って図を作成できるパソコンを使って図をきれいに作成できるパソコンを使って図を作成できるパソコンを使って図を作成できない
Excelを使いこなしてワークシート上で計算し,グラフを作成できるようにする.Excelのワークシートで高度な計算ができ,適切なグラフを作成できるExcelのワークシートで簡単な計算ができ,簡単なグラフを作成できるExcelのワークシートで計算ができず,グラフも作成することができない
VBAを使ったプログラミングVBAを使って簡単なプログラミングができる書かれたプログラミングが理解でき,改造できる。プログラミングが理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
いわゆる情報リテラシ-に関する知識と経験を持つ事は技術者にとってその専門分野を問わず必須事項である.この科目では、低学年の学生にその初歩を解説して実際に体験させ、今後自らより深く勉強するための足がかりとなる事を目標とする.OSとしてはWindowsを用いる.
授業の進め方・方法:
2年後期の情報処理演習Ⅱと共に技術者に必要な情報関連の知識を演習を通して習得する.コンピュータの仕組み,コンピュータのセキュリティを学習するとともに,コンピュータを使って図を描く方法を身につける.Ⅰではプレゼンテーションソフトや数式処理言語,表計算マクロ言語などを学習する.
注意点:
授業は演習室で行う。演習室利用規則に従う事。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること.単位取得には試験を受けることが必須である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 AI入門,化学系のWord入門 AIに負けない人材になるにはどうすれば良いか学習する.また,化学系でよく使用するWordの機能が使用できる.
2週 情報セキュリティ (無線LAN,スマートフォン),Excelの使い方(計算,グラフ) 無線LAN,スマートフォンを使用する上でのセキュリティ上の注意点が把握できる.Excelを用いて計算ができ,計算結果を適切にグラフ化することができる.
3週 Geogebraの使い方
Geogebraを使って作図したり計算することができる
4週 Maximaの使い方 数式処理ソフトを使って,代表的な数式の処理をしたり,グラフが書けるようになる.また,方程式や微分を解くことができる.
5週 コンピュータを用いた作図(1) コンピュータを用いた簡単な作図ができる.
6週 コンピュータを用いた作図(2)
Excelの高度な使い方(1)
コンピュータを用いた簡単な作図ができる.
条件付き書式,グラフ第2軸,ゴールシークが使えるようになる.
7週 Excelの高度な使い方(1) ソルバー,度数分布・ヒストグラムが書けるようになる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 動画編集
学園祭での動画発表計画
フリーソフトAVIUTLを用いた動画編集ができるようになる
グループで発表計画を立てる
10週 Excel VBA(1) Excel VBAを用いて関数を作成することができる.
11週 Excel VBA(2) Excel VBAの基本的な文法がわかる
12週 Excel VBA(3) Excel VBAを用いて図が描ける
13週 Excel VBA(4) 文字列操作・ファイル操作がわかる.
14週 Excel VBA(5) ユーザーフォームの使い方がわかる
15週 Excelの実践的使用方法 アンケートの集計(Counif関数),成績処理(If関数),グラフへのエラーバーをつけることができるようになる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力50500000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000