品質管理

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 品質管理
科目番号 0046 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 稲本稔,わかりやすい品質管理,理工学社
担当教員 北折 典之,石井 宏幸

到達目標

高専で学んだ専門知識を具体的に商品の生産でとらえた場合の対策と検討ができるようになること。企業での生産に重要な課題を理解できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1品質管理の重要性を説明できる。品質管理の概要を十分説明できる。品質管理の重要性を十分に説明できない。
評価項目2QCの7つ道具を説明し、的確に使いこなすことができる。QCの7つ道具を説明し、使うことができる。QCの7つ道具を説明が不十分であり、使うことが不完全である。
評価項目3品質のばらつきに関して解説ができ、応用もできる。品質のばらつきに関して解説ができる。品質のばらつきに関して十分に解説ができない。
評価項目4ヒストグラムの理解ヒストグラムを理解している。ヒストグラムを作成できる。ヒストグラムを作成できない。
評価項目5x-R管理図の理解x-R管理図を理解している。x-R管理図を作成できる。x-R管理図を作成できない。
評価項目6計数値の管理図の理解計数値の管理図を理解している。計数値の管理図を作成できる。計数値の管理図を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実際企業で、生産工場での品質管理とは具体的にどのようなものなのかを理解する。品質管理には基本的に、二面性がある。一つは目標の性能に近づけること、二つ目は商品のばらつきを小さくすることである。技術者として必要なこれらの課題解決の基本的な手段を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義と発表
注意点:
課題に対する発表を実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと授業の進め方
2週 品質管理とは(1) 品質管理の役割を理解する。
3週 品質管理とは(2) 品質管理に必要な解析方法を学ぶ。
4週 QCの7つの道具を使った課題発表 発表により理解を深める。
5週 品質のばらつき(1) 具体的な解析方法を学び、自分で応用できること。
6週 品質のばらつき(2) 具体的な解析方法を学び、自分で活用できること。
7週 品質のばらつき(3) 具体的な解析方法を学び、応用できる。
8週 中間テスト
2ndQ
9週 ヒストグラム ヒストグラムを作成できること。
10週 x-R管理図 x-R管理図を作成できること。
11週 x管理図 x管理図を作成できること。
12週 計数値の管理図 計数値の管理図を作成できること。
13週 管理図の見方と使い方 管理図の使用方法を理解する。
14週 工程解析と品質保証 工程解析と品質保証を知る。
15週 まとめ レポートが作成できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合302000050100
基礎的能力000005050
専門的能力3020000050
分野横断的能力0000000