英米文化論 (教養ゼミⅠ)

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英米文化論 (教養ゼミⅠ)
科目番号 0107 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 A Christmas Carol (Penguin)。参考図書・補助教材は適宜授業内で指示する。
担当教員 樫村 真由

到達目標

1.今までの英語学習で培った英語力を用いて、Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を理解し、まとめることができる。
2.授業内で扱われる19世紀イギリス文化について、知識や情報を得て、整理し、まとめることができる。
3.授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行い、その成果を発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を正しく理解し、正確にまとめることができる。Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を理解し、まとめることができる。Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を理解することができず、まとめることができない。
評価項目219世紀イギリス文化について、知識や情報を得て、上手に整理し、正確にまとめることができる。19世紀イギリス文化について、知識や情報を得て、整理し、まとめることができる。19世紀イギリス文化について、知識や情報をうまく整理し、まとめることができない。
評価項目3授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行い、その成果を上手に発表することができる。授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行い、その成果を発表することができる。授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行うことができず、その成果を発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (f) 説明 閉じる
学習・教育目標 B3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本ゼミでは、チャールズ・ディケンズのA Christmas Carol (1843年)を原作とretold版の両方を使いながら読んでいく。その際、クリスマスとはキリスト教においてどのようなものであるのかについて調べ、また、我々になじみ深いクリスマスツリー、クリスマスカードなどの風習がいつごろできていったのかを19世紀のイギリス文化と合わせて学習する。そのほか、ディケンズの物語がどのように当時の大衆娯楽の中に取り入れられていったのかなどについても触れる予定である。受講者は,A Christmas Carol の担当箇所や本ゼミのテーマと関連ある事項についての発表,クラスメートと共にプロジェクトを行う必要がある。
授業の進め方・方法:
Retold版のA Christmas Carol(Penguin)を主に読み進めながら、背景知識となる19世紀のイギリス文学を含む当時の文化について学ぶ。教科書を読むにあたって、担当者を割り振り、担当者は発表において、担当箇所のあらすじ、登場人物、重要と思われるシーンや表現、担当教員が指定した原作の文章抜粋について発表を行う。作品が書かれた当時の時代背景を知るために、19世紀ヴィクトリア朝文化・文学に関するテーマについて、科目担当者がミニレクチャー等を行い、それを元に、受講者自身が文献等を使って調査し、調査の成果をクラス内で発表するかたちで共有する。その他、授業で扱った作品に関連したグループプロジェクトを行い、その成果作品を発表する。
注意点:
授業に必要な連絡はKinqで連絡することがある。予習をしっかり行い、発表に向けて準備をすること。受講者の状況等に応じて、授業内容を若干変更することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目で学習する事項をシラバスを元に説明を受け、理解することができる。
2週 Chap. 1, 担当決め、プレゼンテーションについて A Christmas Carolの内容を理解することができる。
3週 Chap. 1, イギリス文学と文化#1 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作家チャールズ・ディケンズについて知識を得て、それを整理することができる。
4週 プロジェクトに関するグループワーク
担当教員とのカンファレンス
グループプロジェクトの発表に向けて、テーマに沿った準備を進めることができる。
5週 Chap. 2, イギリス文学と文化#2 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
6週 Chap. 2, イギリス文学と文化#3 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
7週 Chap. 3, イギリス文学と文化#4 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
8週 プロジェクトに関するグループワーク
担当教員とのカンファレンス
グループプロジェクトの発表に向けて、テーマに沿った準備を進めることができる。
4thQ
9週 Chap. 3, イギリス文学と文化#5 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
10週 Chap. 4, イギリス文学と文化#6 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
11週 Chap. 5, イギリス文学と文化#7 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
12週 プロジェクトに関するグループワーク
担当教員とのカンファレンス
グループプロジェクトの発表に向けて、テーマに沿った準備を進めることができる。
13週 プロジェクト成果発表 グループプロジェクトの成果を発表することができる。
14週 プロジェクト成果発表 グループプロジェクトの成果を発表することができる。
15週 まとめ 本科目で学習したことを概観し、今後の学習目標を立てることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学運動の法則について説明できる。3
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。3
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。3
波動波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。3
横波と縦波の違いについて説明できる。3
波の重ね合わせの原理について説明できる。3
波の独立性について説明できる。3
2つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について計算できる。3
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。3
ホイヘンスの原理について説明できる。3
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。3
弦の長さと弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。3
気柱の長さと音速から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。3
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。3
一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。3
自然光と偏光の違いについて説明できる。3
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。3
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。3
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3
安全を確保して、実験を行うことができる。3
実験報告書を決められた形式で作成できる。3
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3
波に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
光に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオグループプロジェクト合計
総合評価割合25251002020100
基礎的能力151010010550
専門的能力55005520
分野横断的能力5100051030