物質工学展望

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物質工学展望
科目番号 0140 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 町田 茂,土屋 賢一,中川 修,北折 典之,金澤 亮一,伊藤 未希雄,高橋 三男,(伊藤 篤子),山本 祥正,城石 英伸,庄司 良,石井 宏幸,井手 智仁

到達目標

物質工学分野の高度な専門領域と、自分たちがこれから学習する科目との結びつきを理解することで、基礎科目習得の必要性を理解する。
物質工学分野にどのような領域や学問分野があるか理解することで、化学を専門とする自身の将来の展望について思考を始めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物質工学分野にはどのような産業・学術領域があるのかよく理解できる。物質工学分野にはどのような産業・学術領域があるのか理解できる。物質工学分野にはどのような産業・学術領域があるのか理解できない。
評価項目2物質工学各分野の理解にはどのような知識・科目が必要かよく理解できる物質工学各分野の理解にはどのような知識・科目が必要か理解できる物質工学各分野の理解にはどのような知識・科目が必要か理解できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物質工学分野は非常に幅広い。産業および学術両面で広い分野をカバーしている。物質工学科に所属する全教員の専門分野とその周辺領域を紹介し、高専4年間で学習する科目・実験・項目との関係性を示す。
授業の進め方・方法:
各教員が自身の専門領域および周辺領域を紹介し、高専4年間で学習する科目・実験・項目との関係性を示す。
注意点:
2度のレポート(40点×2回)と各研究室に対応する最終グループ発表(20点)で評価を行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 科目の認定に必要な事項を理解できる。
スケジュールを把握する。
2週 化学工学概論 物質工学の全体像と化学工学の成り立ち、自然界の法則、単位、物理量を理解する。
3週 無機化学概論 無機化学を駆使することで応用が可能な分野を学び、今後の化学技術の産業における役割を理解する。
4週 物理化学概論 物理化学の立場から酸素と食品を考える。
5週 量子力学概論 なぜ量子力学が必要か説明できる。
6週 有機化学概論 有機化合物はどのような物質群であり、どのような産業分野で利用されているのか説明できる。
7週 高分子化学概論 高分子化合物とはどのような物質であるか、また、低分子化合物との性質の違いについて説明できるようになる。
8週 生物化学概論 生命現象はすべて化学で説明できることを理解できる。
2ndQ
9週 表面化学概論 表面・界面で起こる化学反応を均一系での化学反応との違いを中心に説明することができる。また、代表的な表面分子の観察技術を列挙することができる。
10週 機能性材料概論 プロセスに用いられる機能性材料について解説する
11週 環境化学の概論 環境問題の原因は化学であり、解決も化学が寄与するところが大であることを理解する
12週 エネルギー化学概論 エネルギー問題を理解し,解決するための化学的アプローチについて理解できる
13週 分析化学概論 様々な最先端の研究に分析化学で習得する知識や技術が使われていることを説明できる。
14週 超分子化学概論 超分子とは何かを理解し,その機能の例を説明することができる
15週 学習まとめと発表会 専門分野と高専での学習過程との関連が学年進行で理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合02000080100
基礎的能力0150007085
専門的能力050001015
分野横断的能力0000000