安全工学

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 安全工学
科目番号 0154 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 長谷川和俊,危険物の安全,丸善/内藤道夫,工業安全,実教出版
担当教員 石井 宏幸

到達目標

安全工学は災害の原因、経過および防止対策に関する知識体系とそれの災害防止への技術的な応用である。工場技術 者として計画・設計、運転保全、研究開発などの生産活動において安全工学のものの考え方は全ての基礎となり、技 術者にとって必須のものと位置づけて習得して頂きたい。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1安全、災害についての一般的知識の理解安全、災害についての一般的知識を理解している。安全、災害についての一般的知識を知っている。安全、災害についての一般的知識を知らない。
評価項目2化学工場の環境、安全についての理解化学工場の環境、安全について理解している。化学工場の環境、安全について知っている。化学工場の環境、安全について知らない。
評価項目3引火点、可燃限界、発火理論を理解している。引火点、可燃限界、発火理論の理解引火点、可燃限界、発火理論を知っている。引火点、可燃限界、発火理論を知らない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物質工学科で取り扱う全ての化学実験(卒業研究を含む)では、安全第一で行われている。実験中や工場において、もしもの火災、爆発などが発生するメカニズム、理論を安全工学では取り扱う。
授業の進め方・方法:
化学工場、研究所の勤務における安全の知識を想定している。危険物取扱者、高圧ガス製造保安責任者などの資格取得を目指すことを望む。
注意点:
予習をすること。授業中にアクティブに脳を働かせること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 安全を学ぶに当って 安全について知る
2週 産業災害とその防止 産業災害とその防止方法について知る
3週 燃焼と爆発 燃焼と爆発について知る
4週 有害物質 有害物質について知る。
5週 化学工業と環境保全 環境保全について知る。
6週 化学工場の作業環境 作業環境について知る。
7週 化学プラントの安全 化学プラントの安全について知る。
8週 中間試験
2ndQ
9週 引火点と可燃限界 引火点と可燃限界ついて知る。
10週 引火点と可燃限界に関する諸法則 引火点と可燃限界に関する諸法則について知る。
11週 発火理論 発火理論について知る。
12週 電気的、熱的発火源 電気的、熱的発火源について知る。
13週 化学的、機械的発火源 化学的、機械的発火源について知る。
14週 爆発 爆発について知る。
15週 答案返却
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000