Grammar & Writing Ⅰ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 Grammar & Writing Ⅰ
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 DUALSCOPE English Grammar in 27 stages / 総合英語 Forest (7th edition)
担当教員 熊谷 健

到達目標

【目的】
学生は英語の基本的な文法体系を習得し、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能にわたり英語をコミュニケーションの道具として使用するための基礎作りができる。

【到達目標】
1.英単語の中に存在する法則性を理解し、単語の綴りや発音、意味、働きを効果的に覚えることができる。
2.品詞の理解から基本文型の把握、そして構文の学習を通し、英文構造を的確に捉えることができる。
3.英文法をコミュニケーションの道具として捉え、学習した法則性をリーディングやリスニング、ライティングの際に意識的に利用することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安要改善レベルの目安(C評価)
評価項目15文型の考え方を理解でき、各種問題を解いたり、文を適切に読み解くことができる。5文型の考え方を理解でき、各種問題を解くことができる。5文型の基本的な考え方を理解できる。
評価項目2さまざまな時制を理解し、各種問題を解いたり、使い分けることができる。さまざまな時制を理解し、各種問題を解くことができる。さまざまな時制の基本的な使い方を理解できる。
評価項目3進行形の使い方を理解し、各種問題を解いたり、使い分けることができる。進行形の使い方を理解し、各種問題を解くことができる。進行形の基本的な使い方を理解できる。
評価項目4完了形の使い方を理解し、各種問題を解いたり、使い分けることができる。完了形の使い方を理解し、各種問題を解くことができる。完了形の基本的な使い方を理解できる。
評価項目5準動詞の使い方を理解し、各種問題を解いたり、使い分けることができる。準動詞の使い方を理解し、各種問題を解くことができる。準動詞の基本的な使い方を理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.中学校で既習の文法事項や構文を理解できる。
2.高校1年生レベルの文法事項や構文を理解できる。
授業の進め方・方法:
教科書を中心に基本的な文法事項について学習し、教科書や参考書に付属している実践問題に取り組むことで学習内容の定着をはかる。各自が到達目標を達成できるよう、事前学習および復習を自発的に行うことを期待する。
注意点:
英語力をつけるには積極的に学習することが大切です。英語の中に存在する法則性を常に意識すると良いでしょう。また、英語学習全体を通して辞書の積極的活用は体系的な知識形成に役立つので、是非実行して下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要(目標、評価方法など)を説明する。
中学校で学んだ「学習に必要な基礎知識」の復習をしながら、文型の理解への橋渡しとする。
単語の綴りや発音法則を意識して辞書が引ける。品詞と文型、句と節、準動詞や関係詞などの基本的な項目を復習し、それぞれの項目が理解できる。
2週 前回の学習内容の確認テストをする。
「文の成り立ち」を解説した後、5文型を意識しながら練習問題を解く。
「文の主要素」と「修飾語」を区別しながら、さまざまな種類の文を分析し、品詞の区別を元に、基本的な5文型の文を判別できる。
3週 前回の学習内容の確認テストをする。
「時制(1)」を解説した後、練習問題を解く。
現在・過去・未来という時間的な概念を、様々な現在形・過去形・未来表現を通して理解できる。
4週 前回の学習内容の確認テストをする。
「時制(2)」(進行形)を解説し、それに基づき練習問題を解く。
(相の観点から分類した)動詞の種類と進行形との関係が理解できる。時制との関係が把握でき、様々な進行形を作り出すことができる。
5週 前回の学習内容の確認テストをする。「完了形(1)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 進行形との対比から完了形が理解できる。動詞の種類と完了形の基本的な相互作用が理解できる。
6週 前回の学習内容の確認テストをする。「完了形(2)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 過去完了形、過去完了進行形、未来完了形など、様々な形の完了形が理解できる。
7週 前期中間試験 ここまで学習した英単語、文型、時制、相(進行形・完了形)が適切に理解できる。
8週 学習項目の習得状況の確認と復習。準動詞の学習を中心とする、今後の授業方針を確認する。 これまでの学習状況を概観できる。これから学習する「準動詞」の一般的な特徴をイメージできる。
2ndQ
9週 既習の学習内容の確認テストを行う。「不定詞(I)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 不定詞の基本的用法(3用法)を把握し、基本文文型の観点から的確に理解できる。
10週 前回の学習内容の確認テストをする。「不定詞(2)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 不定詞の意味上の主語という概念を理解できる。原形不定詞の用法が理解できる。
11週 前回の学習内容の確認テストをする。「動名詞(1)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 動名詞の基本的用法を理解し、不定詞で学んだ「意味上の主語」を動名詞へも応用して理解できる。
12週 前回の学習内容の確認テストをする。「動名詞(2)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 目的語を持つ動名詞と不定詞の意味や使い方の違いを的確に理解することができる。
13週 前回の学習内容の確認テストをする。「分詞(I)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 分詞の基本的用法(限定と叙述)が理解できる。知覚動詞や使役動詞とともに使うことができる。
14週 前回の学習内容の確認テストをする。「分詞(2)」を解説し、それに基づき練習問題を解く。 分詞構文の基本的な用法と意味を理解できる。分詞構文の様々な形を把握できる。
15週 これまでの学習内容を確認し復習する。 半期の授業内容を概観できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。1
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。3
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000