到達目標
1.トライボロジー技術の意義と役割が説明できる.
2.固体の表面,接触および構造が説明できる.
3.固体同士の摩耗の考え方について説明できる.
4.潤滑理論の考え方について理解できる.
5.表面改質技術を理解し,摩擦・摩耗の改善方法について説明できる.
6.トライボロジー技術の応用について説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | トライボロジー技術の意義と役割を明確に説明できる. | トライボロジー技術の意義と役割を説明できる | トライボロジー技術の意義と役割を説明できない. |
評価項目2 | 固体の表面構造、摩耗機構や潤滑理論の考え方を明確に説明でき、これに関する演習問題を正確に解くことができる. | 固体の表面構造、摩耗機構や潤滑理論の考え方を説明でき、これに関する演習問題を解くことができる. | 固体の表面構造、摩耗機構や潤滑理論の考え方を説明できず、これに関する演習問題を解くことができない. |
評価項目3 | トライボロジー技術の応用について明確に説明できる. | トライボロジー技術の応用について説明できる. | トライボロジー技術の応用について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
トライボロジーの基礎から応用について学ぶ.
授業の進め方・方法:
1. 授業方法は講義を中心として行なう.
2. 教科書の演習問題をレポートととして提出を求める.
注意点:
自学自習を要する.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
トライボロジーの意義と役割 |
トライボロジーの定義,歴史,役割を理解する
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2週 |
固体の表面の接触(1) |
固体表面の形状,表面粗さ,分析手法,接触について理解する
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3週 |
固体の表面の接触(2) |
固体表面の構造と接触について理解する
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4週 |
固体表面間の摩擦(1) |
摩擦力と摩擦係数,摩擦の法則を理解する
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5週 |
固体表面間の摩擦(2) |
摩擦の発生メカニズム 凹凸説,凝着説,掘り起こし説,凝着部成長理論,摩擦熱について理解する
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6週 |
固体表面の摩耗(1) |
凝着摩耗,アブレシブ摩耗,疲労摩耗,摩耗理論について理解する
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7週 |
固体表面の摩耗(2) |
ウエアマップ,摩耗試験について理解する
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8週 |
流体潤滑(1) |
粘性,ペトロフの式,流体潤滑の原理について理解する
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4thQ |
9週 |
流体潤滑(2) |
レイノルズの流体潤滑理論について理解する
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10週 |
流体潤滑(3) |
軸受の圧力分布の解析方法を理解する
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11週 |
境界潤滑と混合潤滑(1) |
ストライベック曲線,境界潤滑と混合潤滑の概念について理解する
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12週 |
境界潤滑と混合潤滑(2) |
境界膜の潤滑特性,添加剤,固体潤滑剤について理解する
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13週 |
表面改質技術 |
表面改質法,摩擦特性について理解する
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14週 |
トライボロジーの現代技術への応用(1) |
ターボ機械,自動車への応用技術を理解する
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15週 |
まとめ |
トライボロジー分野のふりかえり
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 10 |