環境工学特論

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境工学特論
科目番号 0032 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 庄司良、下ヶ橋雅樹「基礎からわかる環境化学」森北出版
担当教員 庄司 良

目的・到達目標

環境問題は物質工学のみならずすべての工学分野における技術者にとって,理解することが必要不可欠である.この授業では,色々な環境問題を俯瞰し,環境問題の特徴や質を考察し,対策を考える力と経験を積むことを目的とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
環境問題に対する理解とるべき対策について考察できること環境問題の原因を理解すること原因の存在を認識できること原因に対する考察ができない
持続可能性に関する理解持続可能性を追求する方策を考察できること持続可能性を考える項目が理解できること持続可能性の意味が分かること持続可能性の概念が理解できていない
各種環境問題の質的な違いについての理解原因物質の面的な広がり、濃度の違いを理解できていること個々の環境問題の原因となっている化学物質が理解できること環境問題の存在の認識ができること個別の環境問題に対する理解が不十分である

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の技術者の使命は環境に配慮した製品や生産システムを作ることである。この授業は、化学の各分野と環境の関係を解説することにより、技術者としての素養を育むことを目標としている。
授業の進め方と授業内容・方法:
15回にわたって様々な環境問題の原因となっている化学物質やその対策について解説する。代表的な水処理プロセスである活性汚泥処理をはじめ、種々の対策技術を学び、今後の技術者人生で必要となる環境に対する負荷の側面を理解してもらいたい。授業の最後の15分で小レポートを作成し、提出してもらう。事前・事後学習としてレポート等も実施します
注意点:
本授業は毎回、400字程度の小レポートを課す。これは電子メールで担当教員にその時間内に提出し、確認を受ける必要がある。合格したら退席できる。そのため、欠席の場合は、レポートは提出できない。電子メールを送信できるデバイス(PC, スマホ)を持ってきてください。紙媒体での提出も認めます。本科目は学修単位科目なので予習復習が前提になる。前回の授業の復習と次回の授業の予習が質の高いレポートの作成につながる。授業態度や積極性も加味して加算する。授業の進行の妨げになるような行動は態度点として勘案し、遅刻・早退もこれに準ずるものとする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,序論 環境問題とは何か?
2週 持続可能性について 持続可能性の理解、特に人間と地球の調和について
3週 環境問題の種類 環境の媒体(大気、水、土壌)の汚染の違いを理解する
4週 公害問題 4代公害病をはじめ、人体に直接的な被害がある問題の原因物質を知る
5週 地域の環境問題 地域に特有な環境問題の存在を理解すること
6週 水環境問題 特に活性汚泥処理プロセスを理解すること
7週 土壌環境問題 土壌汚染の対策の困難さを理解すること
8週 廃棄物問題 廃棄物の減量化とリサイクルの必要性を理解する
2ndQ
9週 食糧問題 人口問題や地球温暖化との関係を考察すること
10週 地球環境問題 温暖化問題を中心にグローバルな環境問題の性質を理解する
11週 資源とエネルギーについて 化石燃料や資源の枯渇の問題、省エネルギーの必要性、バイオマスエネルギの未来を知る
12週 環境保全型農業について 農業の環境破壊的な側面を知ること。有機農業との違いも理解すること
13週 森林生態系 森林の持ついろいろな機能、水資源の保持、生態系サービスなどを理解すること
14週 生物多様性 生物多様性の3つの概念を理解し、生物多様性の保持の重要性を知ること
15週 環境工学の今後について 全体を通じて環境問題の本質を考察すること
16週

評価割合

態度レポート合計
総合評価割合2080100
基礎的能力203050
専門的能力02525
分野横断的能力02525