本クラスでは、論文の英語タイトル・英文アブストラクトを自分で書くための基礎を学び、実際に自分の現在または過去の研究のアブストラクトを書くことを目標とする。
概要:
英語タイトル、英文アブストラクト作成を語彙分析をもとに行うことで、「特別研究」でも必要となる英語のライティング力を養うことを目的とする。語彙分析のために、自分自身の研究分野の英語論文を収集し、コンコーダンスを作成する。
授業の進め方・方法:
授業ではテキストや教員が用意する配布資料を使用しながら、論文の英語のタイトルに必要な要素、英語のアブストラクトに必要な要素を学ぶ。その後、受講者は自分自身の既存の英語論文を収集し、語彙分析を行い、自分の研究論文の英語タイトルを作成し、英文アブストラクトを実際に書く。この科目は学修単位科目のため、教員が指示する事前・事後学習として、予習・復習を行い授業に臨むこと。また、予習・復習の成果として提出されたものも評価の対象とする。
注意点:
本授業での語彙分析の手法を身につけることで、将来、違う研究テーマで同じように論文の英語タイトル、英文アブストラクトを作成する際にも役立つはずだ。受け身の姿勢で授業に臨むのではなく、意欲的かつ前向きに取り組んでもらいたい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス、自己紹介 |
授業を通じ達成すべき事項を理解し、授業の流れを把握する。
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2週 |
理系英語とは? |
理系英語と一般英語の違いを把握することができる。
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3週 |
論文のタイトルとアブストラクトについて知る。 |
・論文の良いタイトルを構成する要素を理解することができる。 ・アブストラクトの役割を把握することができる。 ・アブストラクトを構成する要素について理解することができる。
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4週 |
コーパスとコンコーダンスについて知る。 |
・コンコーダンスについて理解することができる。 ・コロケーションが何かについて理解することができる。
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5週 |
論文のアブストラクトのサンプルを読む。
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・与えられたアブストラクトを読み、内容を把握する。 ・与えられたアブストラクトにアブストラクトの必要構成要素が入っているかを分析できる。
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6週 |
論文のアブストラクトのサンプルを読む。
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・与えられたアブストラクトを読み、内容を把握する。 ・与えられたアブストラクトにアブストラクトの必要構成要素が入っているかを分析できる。
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7週 |
自分の研究分野の論文でコンコーダンスを作成し、語彙について分析する。 |
・自分の収集した自分の研究内容に関する論文で、コンコーダンスを作成することができる。 ・自分の作成したコンコーダンスをもとに、語彙の頻度、コロケーションのパターンについて分析することができる。
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8週 |
クラスメイトの語彙分析について、フィードバックを与える。 |
・クラスメイトの語彙分析(語彙の頻度、コロケーションのパターン)について批評することができる。
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2ndQ |
9週 |
【語彙分析のレポート提出】 アブストラクトを書く |
・自分の行っている研究のアブストラクトの構成要素を箇条書きにできる。
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10週 |
【語彙分析のレポート提出】 アブストラクトを書く。 |
・自分の過去に行った研究のアブストラクトの構成要素を箇条書きにできる。
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11週 |
クラスメイトの書いたアブストラクトを分析する。
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・クラスメイトの書いたアブストラクトを分析し、first draft提出のためのフィードバックを与えることができる。
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12週 |
【アブストラクト・ファースト・ドラフト提出】 教員とのカンファレンス |
・自分が書いたアブストラクトのファーストドラフトをもとに、教員とカンファレンスを行う。
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13週 |
教員とのカンファレンス |
・自分が書いたアブストラクトのファーストドラフトをもとに、教員とカンファレンスを行う。
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14週 |
【アブストラクト・セカンド・ドラフト提出】 |
・教員とのカンファレンスで得たフィードバックを活かしたセカンド・ドラフトを書き、提出することができる。
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15週 |
振り返り、まとめ |
・コンコーダンスを活用した論文タイトル・アブストラクト作成について、復習し、要点を把握することができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | 前10 |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | 前15 |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |