機械情報システム工学特別研究Ⅱ(個表5)

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 機械情報システム工学特別研究Ⅱ(個表5)
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 12
開設学科 【専攻科】機械情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 通期 週時間数 48
教科書/教材 その都度指示する.
担当教員 志村 穣

到達目標

機械工学・情報工学とこれらの応用技術を基礎として,コンピュータと機械が融合した機械情報システムに関する総合的知識・技術を演習・実習の中に組み込んで教授し,「ものづくり」及び「技術・理論等」の提案・討論のできる実践的な開発応用能力を育成する.修了後も自らを成長させ続けていくための基礎力を養成する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自主的に研究背景および課題について説明ができ,その課題解決方法が提案できる.指導教員の指導の下で,研究背景および課題について,説明ができ,その課題解決方法が十分に提案できる.指導教員の指導の下で,研究背景および課題について,説明がある程度できる.指導教員の指導の下で,研究背景および課題について,説明ができない.
評価項目2自主的に研究の課題解決方法の提案と計画の立案ができ,計画に従い実行できる.指導教員の指導の下で,課題解決方法の提案と計画の立案ができ,計画に従い十分に実行できる.指導教員の指導の下で,課題解決の計画がある程度実行できる.指導教員の指導の下で,課題解決の計画が実行できない.
評価項目3自主的に計画に従った実験等の結果について,文献調査などを含めた考察ができ,それらをもとにした明確なプレゼンテーションおよび論文の作成ができる.指導教員の指導の下で,実験等の結果について,文献調査などを含めた考察ができ,それらをもとにした,明確なプレゼンテーションおよび論文の作成が十分にできる.指導教員の指導の下で,実験等の結果について,文献調査などを含めた考察ができ,それらをもとにした,プレゼンテーションおよび論文の作成がある程度できる.指導教員の指導の下で,実験等の結果について,文献調査などを含めた考察ができず,それらをもとにした,プレゼンテーションおよび論文の作成ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は本科・専攻科の学修の総まとめとして位置付けられ,専攻科1年次特別研究Ⅰから継続し,専門性を有する研究課題に主体的に取り組むことになる.研究成果を積極的に外部に発信し,第三者の意見や協力を得ながら,より完成度の高い特別研究論文を作成することを目標とする.
授業の進め方・方法:
本科5年次卒業研究と専攻科1年次特別研究Ⅰにて研究の基礎を堅め,本科目において研究を推進,更なるステップへと展開させる.担当教員と密にコミュニケーションを図り,学修総まとめ科目の成果物として特別研究論文を執筆する.
注意点:
自学自修に努めること.本科生の模範となること.実験ノートを作成すること.外部での学会発表などにも積極的に参加すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。3
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。3
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。3
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。3
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。3
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。3
共同教育共同教育クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる。3
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。3
品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる。3
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。3
問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。3
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。3
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。3
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。3
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力現実を踏まえ、公衆の健康・安全や文化・社会・環境に配慮すべきことが理解できる。さらに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程の設計に取り組むことができる。3
現実を踏まえ、公衆の健康・安全への配慮、文化的・社会的・環境的な観点に配慮をしつつ、既存の枠にとらわれずに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程を設計することができる。3
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。3
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。3

評価割合

中間・最終発表特別研究論文姿勢・態度合計
総合評価割合353530100
基礎的能力15151545
専門的能力20201555
分野横断的能力0000