情報通信工学特論

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 情報通信工学特論
科目番号 0060 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 プリントを配布する。
担当教員 土居 信数

到達目標

【目的】情報通信ネットワークの基盤技術である通信の基礎から最新技術について学ぶ。
【到達目標】
1.符号列を伝送方式に表現できる。
2.通信路をモデル化し、符号の伝送を計算機シミュレーションできる。
3.通信路容量(シャノンの定理)について説明できる。
4.LTEで採用されている高速通信技術について説明できる。
5.ultra-Wideband技術について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1符号列を各伝送方式に表現できる。符号列を主な伝送方式に表現できる。符号列を主な伝送方式に表現できない。
評価項目2通信路をモデル化し、ビットエラーレートを求めることができる。通信路をモデル化できる。通信路をモデル化できない。
評価項目3通信路容量(シャノンの定理)をもとめることができる。通信路容量(シャノンの定理)について説明できる。通信路容量(シャノンの定理)について説明できない。
評価項目4LTEで採用されている高速通信技術について具体的に説明できる。LTEで採用されている高速通信技術について説明できる。LTEで採用されている高速通信技術について説明できない。
評価項目5ultra-Wideband技術について具体的に説明できる。ultra-Wideband技術について説明できる。ultra-Wideband技術について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
通信基礎の復習から始め、モバイルコミュニケーションの最先端であるOFDM、MIMO、64QAM等のLTE(Long Term Evolution)技術について理解する。また、講義で学んだ内容を演習を行うことで理解を定着させる。
授業の進め方・方法:
授業は、教員によるプリントと板書により講義内容を説明する。演習は、数値計算言語MATLABを用いて行い、結果をレポートにまとめ提出する。
注意点:
演習はグループ学習を取り入れる。互いに教え合うことで理解を深める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 通信基礎の復習(伝送方式、PCM符号化、多重化等) 伝送方式、PCM符号化、多重化について説明できる。
2週 演習1(伝送方式、アナログ・ディジタル) 符号列を伝送方式に表現できる。
3週 通信路のモデル化(白色ガウス雑音、ビットエラーレート、コンステレーション) 通信路のモデル化について説明できる。
4週 演習2(変復調、通信路モデル) 通信路をモデル化し、符号の伝送を計算機シミュレーションできる。
5週 通信路容量(シャノンの定理) 通信路容量(シャノンの定理)について説明できる。
6週 モバイル高速通信、LTE技術1(64QAM) モバイル高速通信について説明できる。
7週 演習3(64QAM) 64QAMについて計算機シミュレーションできる。
8週 LTE技術2(OFDMA) OFDMAについて説明できる。
2ndQ
9週 LTE技術3(MIMO) MIMOについて説明できる。
10週 ultra-Wideband
UWB in Standards 1
UWB標準化について説明できる。
11週 ultra-Wideband
UWB in Standards 2
UWB標準化について説明できる。
12週 ultra-Wideband
Generating UWB Signals 1
UWB信号の生成方法について説明できる。
13週 ultra-Wideband
Generating UWB Signals 2
UWB信号の生成方法について説明できる。
14週 学修成果発表1 学修内容をまとめ、分かり易く説明できる。
15週 学修成果発表2 学修内容をまとめ、分かり易く説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力3010000040
専門的能力5010000060
分野横断的能力0000000