情報通信工学特論

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報通信工学特論
科目番号 0065 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 小嶋 徹也

到達目標

情報通信,暗号,セキュリティ等の分野について,歴史的経緯から最新トピックスまで広く調査し,その内容を理解する。
これらの分野における知見が,現代社会のどのような局面を支えているのか,理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報通信,特に暗号等,通信におけるセキュリティ分野について調査し,その内容を説明できる。情報通信,特に暗号等,通信におけるセキュリティ分野について調査し,その文章で記述できる。情報通信,暗号,セキュリティ等の分野について調査できない。または,調査内容を説明できない。
評価項目2情報通信や暗号,セキュリティ等に関する知見が,現代社会のどのような局面を支えているのか自分の言葉で説明できる。情報通信や暗号,セキュリティ等に関する知見が,現代社会のどのような局面を支えているのか,文献などを示しながら説明できる。情報通信や暗号,セキュリティ等に関する知見が,現代社会のどのような局面を支えているのか説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報通信,暗号,セキュリティ等の分野に関する内容について調査し,学生自身がプレゼンテーションを行なって,教員および受講学生で議論を行なう。最終的には,半年間で調査した内容をレポートとしてまとめ,これらの技術や理論が現代社会のどのような局面を支えているのか,説明する。
授業の進め方・方法:
事前に調査するトピックスについては教員から学生に提示され,学生は自ら関心のあるテーマをそれぞれ選択する。担当する部分について,文献やウェブなどを参照して調査し,調査報告を発表する。発表は毎回2〜3名の学生が輪番で担当する。学生の発表後,質疑応答と教員による内容のフォローが行なわれる。成績評価は試験は行なわず,プレゼンテーションとポートフォリオ,レポートで評価する。この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として、予習・復習を行うこと。
注意点:
本科で学んだ情報理論や符号理論,情報通信工学の内容を復習しておくこと。他の学生の発表は,積極的に質問をできるよう意識して聴くこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction この授業の進め方について理解する。
2週 Historical Examples #1 歴史的な暗号通信の例について調査・発表し,議論できる。
3週 Historical Examples #2 歴史的な暗号通信の例について調査・発表し,議論できる。
4週 Historical Examples #3 歴史的な暗号通信の例について調査・発表し,議論できる。
5週 Basics of Cryptography #1 暗号の基礎について調査・発表し,議論できる。
6週 Basics of Cryptography #2 暗号の基礎について調査・発表し,議論できる。
7週 Contemporary Cryptography #1 現代における実用的な暗号とその理論について調査・発表し,議論できる。
8週 Contemporary Cryptography #2 現代における実用的な暗号とその理論について調査・発表し,議論できる。
2ndQ
9週 Contemporary Cryptography #3 現代における実用的な暗号とその理論について調査・発表し,議論できる。
10週 Contemporary Cryptography #4 現代における実用的な暗号とその理論について調査・発表し,議論できる。
11週 Quantum Cryptography #1 量子暗号について調査・発表し,議論できる。
12週 Quantum Cryptography #2 量子暗号について調査・発表し,議論できる。
13週 Other Security Issues その他の暗号やセキュリティに関するトピックス調査・発表し,議論できる。
14週 Other Security Issues その他の暗号やセキュリティに関するトピックス調査・発表し,議論できる。
15週 Concluding Discussions 各自の調査テーマについて全員で議論し,これらの技術や理論が社会に与える影響について考えることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポートプレゼンテーションポートフォリオ合計
総合評価割合751510100
基礎的能力2551040
専門的能力5010060
分野横断的能力0000