電気電子工学特別実習

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電気電子工学特別実習
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 【専攻科】電気電子工学専攻 対象学年 専1
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 なし
担当教員 玉田 耕治,青木 宏之

到達目標

 企業等における実習を通じ,技術開発や生産技術における諸課題について認識を深める。「ものづくり」に必要な「知識と経験」とは何かを学ぶ。また,「多様性がある」「多専門分野の要員が参加する」チームの中で,他者と協働する際に,自己のなすべき行動を的確に判断し,実行する能力(メンバーの能力),協働する際に他者の取るべき行動を判断し,適切に働きかける能力(リーダーの能力)の育成を目的とする。学習・教育目標C-13を2017年度より追加している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE (c) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 本実習は、本科5年次の卒業研究の経験を生かして、高度な実習内容に取り組み、共通の目標達成のために協調することの重要性や「ものづくり」の基本を学んで、エンジニアとしての資質を高めることを目的としている。企業等における実習を通じ,技術開発や生産技術における諸課題について認識を深める。「ものづくり」に必要な「知識と経験」とは何かを学ぶ。また,「多様性がある」「多専門分野の要員が参加する」チームの中で,他者と協働する際に,自己のなすべき行動を的確に判断し,実行する能力(メンバーの能力),協働する際に他者の取るべき行動を判断し,適切に働きかける能力(リーダーの能力)の育成を目的とする。学習・教育目標C-13を2017年度より追加している。
授業の進め方・方法:
<期間,依頼,見回り等>
 実施時期は1年次の夏季休業中を原則とし,期間は1ヶ月以上とする。
 企業等への依頼,調整ならびに学生の指導は主として特別実習担当教員が行う。ただし,特別研究で共同研究等を
実施している場合は特別研究指導教員がこの任に当たることもある。
 実習期間中は当該学生の所属する専攻あるいは関連学科の教員が見回りを行い,勤務状況を把握するとともに,改
善点があれば是正に努める。

 企業等は学生の実習状況について,評価書を学校に提出する。

 実習の報告会には企業担当者にも出席を依頼する。

<学生のすべきこと>

 企業等から提示されたテーマで実習を行う。

 実習終了時に報告書を作成し,企業側担当者の承諾を得て学校に提出する。

 チームワーク力の観点から実習後に自己評価をしてもらい,自己評価書を提出する。

 実習終了後,学内における報告会で実習内容についてのプレゼンテーションを行う。チームワーク力を踏まえたプ
レゼンテーションを行う。




*学習・教育目標C-13 ”チームで問題解決を行うとき,チームにおける責任と義務を自覚し,状況に応じてさまざ
まな役割を果たすことができる
注意点:
実習先は次の2種類がある。①特別研究の指導教員が共同研究先等に調整する実習先(国内・国外)②学校として用意した実習先(国内・国外)実習先・実習内容は景気動向等で年度により異なる。前年度の実習先に必ず行けるわけではない。専攻科履修要覧にある特別実習心得を遵守する。企業からの評価書,ならびに本人の報告書,プレゼンテーションを総合して評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 受け入れ先に従う.
2週 受け入れ先に従う.
3週 受け入れ先に従う.
4週 受け入れ先に従う.
5週 特別実習報告会
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学リテラシー工学リテラシー実験テーマの内容を理解し、実験・測定結果の妥当性評価や考察等について論理的な説明ができる。3
実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解し、実践できる。3
技術者倫理技術者倫理説明責任、内部告発、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的事項を理解し、説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、及び個人情報保護法、著作権などの法律との関連について理解できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを理解できる。3
技術者を目指す者として、環境問題について配慮することができる。3
技術者を目指す者として、社会と地域について配慮することができる。3
技術者を目指す者として、知的財産に関する知識(関連法案を含む)、技能、態度を身につける。3
知的財産の社会的意義や重要性を技術者として理解し、知的創造サイクルを支えることができる。3
技術者を目指す者として、知的財産を意識した創造性を発揮できる。3
技術者を目指す者として各国・各地域での活動において、各国・各地域の文化、慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令などを守ることができる。3
技術者を目指す者として持続可能な開発を通じて全ての人々が安心して暮らせる未来を実現するために配慮することができる。3
技術者を目指す者として、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことができる。3
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力現実を踏まえ、公衆の健康・安全や文化・社会・環境に配慮すべきことが理解できる。さらに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程の設計に取り組むことができる。3
現実を踏まえ、公衆の健康・安全への配慮、文化的・社会的・環境的な観点に配慮をしつつ、既存の枠にとらわれずに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程を設計することができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05000500100
基礎的能力0150020035
専門的能力0250020045
分野横断的能力0100010020