コンピュータ・ビジョン(2022年度以降入学生用科目)

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 コンピュータ・ビジョン(2022年度以降入学生用科目)
科目番号 0025 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 資料をTeamsなどで共有
担当教員 姜 玄浩

到達目標

ディープラーニング基盤のコンピュータビジョン技術が理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(A評価)標準的な到達レベルの目安(B評価)最低限の到達レベルの目安(C評価)未到達レベルの目安(D評価)
評価項目1Object Detection/Segmentationを構成する様々な基盤知識について十分に理解している.Object Detection/Segmentationを構成する様々な基盤知識について理解している.Object Detection/Segmentationを構成する様々な基盤知識について概ね理解している.Object Detection/Segmentationを構成する様々な基盤知識について理解していない.
評価項目2カスタムデータセットでトレーニングを行い,独自のモデル構築ができる.カスタムデータセットでトレーニングを行い,独自のモデル構築の方法が理解できる.カスタムデータセットでトレーニングを行い,独自のモデル構築の方法が概ね理解できる.カスタムデータセットでトレーニングを行い,独自のモデル構築の方法が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンピュータビジョンの技術ではObject DetectionとSegmentation分野が急激に発展している.映像認識技術,AIによるスマートファクトリー,医療画像の自動診断,自律走行車などの分野で拡散される基盤技術(Object Detection, Segmentation)の知識を取得する.また,規則ベースの古典的コンピュータビジョンではなく、データ駆動型のディープラーニングに基づく現代的コンピュータビジョンを中心に授業を進める.
授業の進め方・方法:
講義と実習
注意点:
(1) Pythonの基礎ができていること.
(2) ディープラーニングの代表的手法「CNN」を理解していること.
(3) ノートパソコンを持参すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業紹介,実装環境 授業内容の把握と実習に必要なPythonの復習で実習環境が理解できる.
2週 PythonによるDeep Learning,CNNの簡単な紹介 Deep Learningの例でPythonの復習,基本的なCNNの概念が理解できる.
3週 Object Detectionの理解, Region Proposal Object Detection, Region Proposal概念と実習が理解できる.
4週 Selective Search実習, IoUの理解と実習, NMSの理解, Object Detection の評価指標(mAP) Selective Search, IoU, NMS, mAPの概念と実習が理解できる.
5週 Object DetectionとSegmentationのためのデータセット(1) Object DetectionとSegmentationのためのデータセットが理解できる.
6週 Object DetectionとSegmentationのためのデータセット(2) Object DetectionとSegmentationのためのデータセットが理解できる.
7週 RCNN系列のObject Detector 1 RCNN, SPPNetが理解できる.
8週 中間試験期間 試験は実施しない.
2ndQ
9週 RCNN系列のObject Detector 2 Faster RCNNが理解できる.
10週 OpenCVを活用した画像・映像処理の実習 OpenCVのDNNを利用したObject Detectionの実習ができる.
11週 MMDetectionの理解とFaster RCNN適用実習 1 Faster RCNN Pretrainedモデルによる実習ができる.
12週 MMDetectionの理解とFaster RCNN適用実習2(tiny kitti Data) tiny kitti DataでMMDetection Train実習ができる.
13週 MMDetectionの理解とFaster RCNN適用実習 3(Oxford Pet Data) Oxford Pet DataでTrain実習ができる.
14週 YOLOの理解・実習, Annotationツールを使ったCustom Dataset作成 YOLOの理解とAnnotationツールを使ったCustom Dataset作成が理解できる.
15週 Segmentationの概念と実習 Segmentationの概念と実習が理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート1レポート2合計
総合評価割合5050100
基礎的能力202040
専門的能力202040
分野横断的能力101020