英語特講

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 英語特講
科目番号 0021 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 資料配布
担当教員 堀 智子

到達目標

本クラスでは英語演習ⅠおよびⅡで習得した英語力をもとに、スピーキング力を向上させることを目指すものである。TOEFLなどのスピーキングテストの形式を用い、身近な話題についての意見や、立場を選んで考えを述べる練習を行う。さらにAssertion-Evidence アプローチという新しい方法でのプレゼンテーションについて学び、研究発表などに生かせるよう練習を行う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1間違いを恐れず、できるだけ英語で話そうと積極的に授業に取り組んでいる。間違いを恐れずできるだけ英語で話そうと努力している。進んで英語を話そうと努力しない。
評価項目2身近な話題について自分の意見をまとめて述べることができる。身近な話題について自分の意見を述べることができる。身近な話題について自分の意見を述べることができない。
評価項目3立場を選び、その理由などを論理的かつ効果的に英語で表現することができる。立場を選び、その理由などを英語で表現することができる。立場を選び、その理由を十分に話せない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (b) 説明 閉じる
JABEE (d) 説明 閉じる
JABEE (f) 説明 閉じる
JABEE (g) 説明 閉じる
学習・教育目標 A4 説明 閉じる
学習・教育目標 B2 説明 閉じる
学習・教育目標 B3 説明 閉じる
学習・教育目標 D3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
スピーキング力を向上させるには、文法などの間違いを恐れず1回でも多く実際に英語を話すことが重要となる。そのため、授業ではさまざまなトピックや発話形態で口頭練習を促す予定である。また、相手に通じる英語を話すために重要となる分節的な発音に加え、リズム・イントネーションなどのプロソディ面に関する知識を増やし、それを運用できるようになることを目指す。
授業の進め方・方法:
授業では日頃見聞きするニュースを簡潔に英語でまとめて話す練習を行い、語彙、表現、文法事項の習得に加え英語で簡潔にまとめて表現する力を鍛える。また、TOEFLのスピーキングテスト形式を利用し、身近な話題について簡潔に話をしたり、一般的に意見が分かれる問題において自分の立場を選び、その理由を論理的かつ説得力をもって意見を述べるための練習を行う。さらに効果的なプレゼンテーションのための内容、構成、スライド、デリバリーなどについて検討・分析をし、プレゼンテーション練習も行う。
注意点:
一言でも多く英語を発話しようとする態度がスピーキング力を向上させる上でもっとも大切である。間違いを恐れず意欲的かつ前向きに取り組んでもらいたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス、英語レベルチェック
授業を通じ達成すべき事項を理解し、授業の流れを把握する。
2週 1) 自己紹介とニュース紹介
2) 語彙と文法復習(品詞)
自分の専門や研究内容を含めた自己紹介ができ、ニュースについても簡潔に要点をまとめて話すことができる。
3週 1) ニュース紹介、身近な話題について意見を述べる練習
2) 語彙と文法復習 (品詞)
ニュースを簡潔に要点をまとめて話すことができる。身近な話題について話ができる。
4週 1) 意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習
2) 効果的なプレゼンとは
3) 語彙と文法復習 (動詞)
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。効果的なプレゼンに必要な要素について理解できる。
5週 1) 意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習
2) 相手に通じる英語とは
3) 語彙と文法復習 (動詞)
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。また、相手に通じる英語に必要な要素を理解できる。
6週 1)意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習とスライドづくり
2) 語彙と文法復習
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。また、聴衆に理解されやすいスライドについて理解している。
7週 1) 意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習
発音練習
2) 語彙と文法復習
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。英語のリズムやイントネーションについて理解し、運用できる。
8週 1) 意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習
2) 語彙と文法復習
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。英語のリズムやイントネ
2ndQ
9週 プレゼンテーション(1) 学習した内容の定着度・理解度を把握し、今後取り組む課題についを認識している。
10週 1)意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習
(2)AE(Assertion Evidence) スタイルのスライドづくり
3) 語彙と文法復習 (動詞)
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。AE スタイルのプレゼンについて理解する。
11週 1)意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習
2)AEスタイルのスライドづくり
3) 語彙と文法復習 (前置詞)
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。AEスタイルのスライドが作れる。
12週 1)意見が分かれる問題で自分の立場を選び、意見を述べる練習
2)効果的な図の入れ方
3) 語彙と文法復習 (関係詞)
意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。効果的に図表をスライドに入れることができる。
13週 プレゼンテーション (2) 意見の分かれる問題について理解し、自分の意見をまとめることができる。効果的なジェスチャーや英語のリズムやイントネーションを使える。
14週 学習内容の復習 学習した内容全体を振り返り、重要なポイントが理解・習得できている。
15週 スピーキングテスト
16週 プレゼンテーション(3) 学習した内容の定着度・理解度を把握し、今後取り組む課題についを認識できている。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。3
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。3
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3

評価割合

スピーキング試験プレゼン相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20800000100
基礎的能力20800000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000