英語特講

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語特講
科目番号 0061 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教科書『理系たまごシリーズ4 理系英語のプレゼンテーション Ver.2』(アルク)、参考図書『英文校正会社が教える 英語論文のミス100』(ジャパンタイムズ)
担当教員 小林 礼実

到達目標

【目的】
この科目を受講することにより、英語で専門知識を発信する際の基礎を学ぶ(プレゼンテーションとアブストラクト)
【到達目標】
1.英語で自分の研究や専門について分かりやすくプレゼンテーションができる。
2.自分が昨年行った研究について、英語で適切にアブストラクトを書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1教科書や講義で学んだことを取り入れて、効果的なテクニカルライティング・アカデミックプレゼンテーションを行うことができる。教科書や講義で学んだことを取り入れて、テクニカルライティング・アカデミックプレゼンテーションを行うことができる。テクニカルライティング・アカデミックプレゼンテーションを行うことができる。テクニカルライティング・アカデミックプレゼンテーションで、意味ある内容を伝えることができない。
評価項目2教科書や講義で学んだことを取り入れて、クラスメイトの成果物に効果的なフィードバックを行える。教科書や講義で学んだことを取り入れて、クラスメイトの成果物にフィードバックを行える。クラスメイトの成果物に意味あるフィードバックを行える。クラスメイトの成果物に意味あるフィードバックを行えない。
評価項目3専門的な語彙を多岐に渡って、効果的に収集できる。専門的な語彙を効果的に収集できる。専門的な語彙を収集できる。専門的な語彙を収集できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 A4 説明 閉じる
学習・教育目標 B2 説明 閉じる
学習・教育目標 B3 説明 閉じる
学習・教育目標 D3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では、プレゼンテーションやテクニカルライティングの基礎について学ぶと同時に、学生本人の実践を通して、専門分野・知識のプレゼンテーション、アブストラクトの書き方を身に着ける。実践なくしては身につかないので、学生本人の授業外での準備が必須となる。
  
授業の進め方・方法:
アカデミックプレゼンテーション構成はいくつかの セクションに分けることができるが、それぞれのセクションに応じて盛り込むべき内容、英語表現で注意すべきことなどをワークを通して学ぶ。次に、学んだことをプレゼンテーションのスライド・スクリプトに活かし、発表を行う。学生が準備してきた発表・成果物に関して、教科書や講義の内容を基に、良い点・改善点をクラスメイトと話し合い、適切なアカデミックプレゼンテーションやアブストラクトを用意できるようになることを目指す。学生による発表と演習が本授業の主軸となる。
  
注意点:
・課題や発表内容は、必ず締め切りまでに提出すること。 ・辞書を所持していない物は必ず事前に購入すること。また、毎回授業に持参すること。 ・実践を伴う授業である。受け身ではなく、前向きに取り組むこと。・英語のプレゼンテーション、ライティングとは、所謂「実技科目」である。実践の質を高める知識を身に付けた上で、その知識を使って手を動かし、口を動かす必要がある。また、他者に伝わるプレゼンテーションを行うには相応の文法力も必要である。学習単位科目であり、授業外での課題や発表準備が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
シラバス配布、プレゼンテーションをするにあたっての考え方、効果的なプレゼンテーションの概要
授業の進め方、宿題などの課題、授業の目標、について理解する。
2週 日本人が英語論文やプレゼンテーションでおかしがちな文法ミスについて、「挨拶と自己紹介」セクションの概要を知る、英語表現ワーク
伝えるということ、プレゼンテーションとは
英語論文、プレゼンテーションによく見られる日本人によくある文法的な間違いを理解できる。「挨拶と自己紹介」セクションの概要を理解できる。英語表現ワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
3週 「挨拶と自己紹介」実践、「研究の背景と目的」セクションの概要を知る、英語表現ワーク 「挨拶と自己紹介」で学んだことを実践できる。「研究の背景と目的」セクションの概要を理解できる。英語表現ワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
4週 「研究の背景と目的」実践、「研究の方法:実験の材料」セクションの概要を知る、英語表現のワーク 「研究の背景と目的」で学んだことを実践できる。「研究の方法:実験の材料」セクションの概要を理解できる。英語表現のワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
5週 「研究の方法:実験の材料」の実践、「研究の方法:実験装置の構造」セクションの概要を知る、英語表現のワーク 「研究の方法:実験の材料」で学んだことを実践できる。「研究の方法:実験装置の構造」セクションの概要を理解できる。英語表現のワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
6週 「研究の方法:実験装置の構造」の実践、「研究の方法:実験の動作」セクションの概要を知る、英語表現のワーク 「研究の方法:実験装置の構造」で学んだことを実践できる。「研究の方法:実験の動作」セクションの概要を理解できる。英語表現のワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
7週 「研究の方法:実験の動作」の実践、「研究の方法:実験の概要」セクションの概要を知る、英語表現のワーク 「研究の方法:実験装置の構造」で学んだことを実践できる。「研究の方法:実験の動作」セクションの概要を理解できる。英語表現のワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
8週 「研究の方法:実験の概要」の実践、「研究の結果」セクションの概要を知る、英語表現のワーク 「研究の方法:実験の概要」の実践で学んだことを実践できる。「研究の結果」セクションの概要を理解できる。英語表現のワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
2ndQ
9週 「研究の結果」の実践、「研究の結論」セクションの概要を知る、英語表現ワーク 「研究の結果」の実践で学んだことを実践できる。「研究の結論」セクションの概要を理解できる。英語表現ワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
10週 「研究の結論」の実践、「謝辞と結語」セクションの概要を知る、英語表現ワーク 「研究の結論」の実践で学んだことを実践できる。「謝辞と結語」セクションの概要を理解できる。英語表現ワークに取り組み、概要で得た知識を深められる。
11週 「謝辞と結語」の実践、質疑応答で使える表現を学び、ロールプレイングをする 「謝辞と結語」の実践で学んだことを実践できる。質疑応答で使える表現を学び、ロールプレイングをする。
12週 全てのセクションをまとめてプレゼンテーションを通しで発表、質疑応答の練習、アブストラクトについて これまでに学んだことを活かして、英語でプレゼンテーションができる。クラスメイトの発表に、これまで学んだことを活かして効果的なフィードバックができる。
13週 日本人がおかしがちな文法ミスについて、 日本人論文執筆時の典型的な英文ミスについて理解し、知識を生かして修正する。
14週 クラスメイトのアブストラクトへのフィードバック 自分・他の学生のアブストラクトの構成・英文の問題点が分かる。
15週 改善版の発表と質疑応答の練習 これまでに学んだことを活かして、英語でプレゼンテーションができる。クラスメイトの発表に、これまで学んだことを活かして効果的なフィードバックができる。
16週 進度調節とまとめ これまで学んだことの要点を自分の言葉でまとめることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

スライド作成スクリプト作成プレゼン実践プレゼンフィードバックアブストラクト作成アブストラクトフィードバック合計
総合評価割合2727189109100
基礎的能力0000000
専門的能力2727189109100
分野横断的能力0000000