概要:
1,2年で学んだ加工技術と設計製図の知識と技術を基礎にして、学科で設定したテーマに基づくモノづくりを行う。また必要な情報を収集する能力、報告書の書き方、プレゼンテーションの方法をグループワーク形式で学ぶ。さらに構想・経過報告会を行い、最終的に学内オープンで作品発表・実演会を行う。
〇関連する科目:設計製図(前年度履修)、機械工学実験実習Ⅱ(前年度履修)、機構学(前期履修)、機械要素(後期履修)、機械工学実験実習Ⅳ(次年度履修)、卒業研究(5年次履修)
授業の進め方・方法:
学科が設定したテーマに対し、試作を基に構想を立てる。設計図と部品発注書を作成し、期限までに完了させた後、製作を行う。作品の評価・改善を繰り返し、完成品による報告会(競技会)を学内オープンで開催する。決められた期日に、構想、進捗、試走、完成の4回の報告会を行う。製作は授業時間内のみとする。
注意点:
現在持っている知識・技術を駆使して、グループで協力して製品を完成させる。スケジュールと経費を管理し、かつプレゼンテーションや報告書による報告を行わなくてはならない。そのためには仲間と協力して、自主的かつ積極的に進めて行くことが重要である。
なお、新型コロナウイルス感染消等に係る状況情勢の変化により、授業計画、授業計画の変更があり得るので、授業担当者からの連絡をよく確認すること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
テーマ説明、試作説明 |
テーマ内容を理解し、アイデアを創出、議論することができる。
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2週 |
試作 |
試作テーマの内容・手順を理解し、試作品を製作することができる。
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3週 |
試作、構想 |
試作を通じてアイデアをデザインすることができる。
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4週 |
構想、プレゼンテーション資料作成 |
プレゼンテーションの方法を学び、発表資料を作成することができる。
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5週 |
第1回報告会、構想の改良 |
発表を行うとともに、他者の発表を聞き、議論に参加することができる。 報告会での指摘を検討し、構想を改良することができる。
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6週 |
設計 |
構想の設計ができる。 必要な部品を条件の中から選定し、購入依頼書を作成することができる。
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7週 |
設計 |
同上
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8週 |
設計 |
同上
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2ndQ |
9週 |
設計 |
同上
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10週 |
設計 |
同上
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11週 |
設計、発注書の受付 |
同上
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12週 |
設計図面完了 |
同上
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13週 |
製作、購入品の確認、CAM説明 |
同上
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14週 |
製作 |
同上
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15週 |
製作 |
同上
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16週 |
まとめ |
進捗状況を確認することができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
製作 |
工作機械を駆使し、設計図を元に加工を行うことができる。
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2週 |
同上 |
同上
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3週 |
同上 |
同上
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4週 |
同上 |
同上
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5週 |
進捗状況報告資料の作成 |
進捗を確認し、報告会の資料を作成することができる。
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6週 |
第2回報告会(配布資料形式) |
資料に基づき、進捗状況を報告することができる。
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7週 |
製作 |
工作機械を駆使し、設計図を元に加工を行うことができる。
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8週 |
同上 |
同上
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4thQ |
9週 |
同上 |
同上
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10週 |
同上 |
同上
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11週 |
第3回報告会(試走会) |
試走による実演と説明を行うことができる。 試走結果を検討し、問題点・改善方法を議論することができる。
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12週 |
作品の改良 |
作品の改良作業を行うことができる。
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13週 |
同上 |
同上
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14週 |
第4回報告会(競技会) |
完成品の説明と実演を行うことができる。
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15週 |
報告書作成 |
製作過程をまとめ、報告書を作成することができる。
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16週 |
まとめ |
同上
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理 | 技術者倫理 | 知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 3 | |
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | |
創造性・デザイン能力 | 創造性 | 創造性 | 課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | |