概要:
英語によるプレゼンテーションを行う上で必要とされる知識・技能について学習する。授業内容に沿ったショートスピーチによる発表活動や各自が卒業研究で行っている研究内容などを題材として,英語によるプレゼンテーションの構成,技術英語で使われる表現などについて理解し,修得する。
授業の進め方・方法:
大きくは3部構成で授業を進める。第一部ではプレゼンテーションの構造・スキル・情報収集・環境準備等を学ぶ。第2部では情報発信型の4種類のプレゼンテーションを学ぶ。第3部では、説得型の4種類のプレゼンテーションを学ぶ。単元毎に与えられたテーマに沿ってミニプレゼンテーションを実施したり,本科目の仕上げとして卒業研究について英語プレゼンテーションをする事で,受講者が知識や技能を実践を交えて修得する。尚,Unit5,6,7,8,10,11,12,13で実施する8回のミニプレゼンテーションにおいてはスクリプトの提出が課題に含まれる。最終プレゼンテーションは各自の卒業研究テーマ紹介であり,そこではグループまたはクラス全体での相互評価も実施する予定である。この授業は学修単位科目のため、事前・事後学習として、「週ごとの到達目標」欄にある課題等を事前事後に予習復習することが必要である。
注意点:
下記授業計画の通り,テキストの内容に沿って毎回の授業が行われる。テキストにはビデオ視聴(ストリーミング配信)サービスが付属しているので,事前にビデオを視聴して予習し取り組むことが受講者に求められる。プレゼンテーション活動そのものは個々の学習習熟度差を伴う活動であるため,主体的・自主的な活動への参加が求められる。また,日本語とは異なる英語の文構成を理解し,常に意欲的に取り組むことが要求される。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス説明 |
左記を理解する. 課題:一分間英語自己紹介スピーチのスクリプトの作成及び発表練習
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2週 |
Unit 1: Presentation Structure |
プレゼンテーションの構造を理解する. 課題:Unit1の内容をもとに一分間英語自己紹介スピーチのスクリプトの作成及び発表練習
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3週 |
Unit 2: Presentation Skill |
プレゼンテーションのスキルを理解する. 課題:Uniti1,2の内容をもとに一分間英語自己紹介スピーチのスクリプトの作成及び発表練習
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4週 |
Unit 3: Preparing for Your Presentation |
情報収集の方法とその際に気を付ける情報倫理について理解する. 課題:APAスタイルによる英語リファレンスリストの作成(p22,23)
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5週 |
Unit 4: How to Arrange a Presentation Setting |
プレゼンテーション環境の準備すべきことを理解する. 課題:ビジュアルエイド演習:簡単なスライドの作成(p30)
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6週 |
Unit 5: Listing |
列挙型プレゼンテーションについて学び,あるテーマに該当する事柄を順序良く説明できる. 課題:ミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p35,p93)
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7週 |
Unit 6: Classification |
分類型プレゼンテーションを学び,情報を整理し,わかりやすく提示することが出来る. 課題:三つのトピックから一つ選びミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p41,p95)
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8週 |
Unit 7: Process |
プロセス型プレゼンテーションについて学び,ある目的を遂行する為に必要な手順の説明方法を身につける. 課題:三つのトピックから一つ選びミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p47,p97)
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2ndQ |
9週 |
Unit 8: Investigation |
調査型プレゼンテーションについて学び,研究や調査結果の成果を分かりやすく伝えることが出来る. 課題:三つのトピックから一つ選びミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p53,p99)
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10週 |
Unit 9: Giving Your Presentation |
報告型プレゼンテーションを実際に行い,お互いに評価することで改善点をみつけることが出来る. 課題:報告型プレゼンテーション(3-5分)のスクリプト作成・発表及び質疑応答の練習、(p55-59)
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11週 |
Unit 10: Persuasion |
説得型プレゼンテーションを学び,アイデアや提案を聴衆に分かりやすく伝えることが出来る. 課題:三つのパラグラフから一つ選びミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p65,p101)
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12週 |
Unit 11: Problem and Solution |
問題解決のプレゼンテーションについて学び,ある問題に対する解決策を論理的順序で説明することが出来る. 課題:三つのトピックから一つ選びミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p71,p103)
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13週 |
Unit 12: Cause and Effect |
原因・結果型プレゼンテーションについて学び,ある問題の原因と結果を詳しく説明することで物事の因果関係を明らかに出来る. 課題:三つのトピックから一つ選びミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p71,p105)
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14週 |
Unit 13: Comparison and Contract |
比較対照型プレゼンテーションについて学び,情報を整理してそれぞれの特徴や利点・欠点を明確にすることが出来る. 課題:三つのトピックから一つ選びミニプレゼンテーションのスクリプト作成及び発表練習(p77,p107)
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15週 |
Unit 14: Giving Your Proposal (final) Presentation |
課題:これまでの総まとめとして3~5分間の最終プレゼンテーション(卒業研究テーマ紹介)を実施する.
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16週 |
前期末試験:英語による発表評価 17週:発表の評価解説・発展的授業(授業の進み具合によって上記は若干前後する場合あり) |
試験時間:50分 授業を振り返ってこれまでの自身の発表内容を復習する.
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 4 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 4 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 4 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 4 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 4 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 4 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 4 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 4 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 4 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 4 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 4 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 4 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 4 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 4 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 4 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 4 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 4 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 4 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 4 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 4 | |