保健体育

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 保健体育
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実技 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新高等保健体育,ステップアップ高校スポーツ 大修館書店
担当教員 江田 茂行,桐生 拓,市川 智之

到達目標

(【科目コード】00220英語名:Health、Physical Education) 授業計画の週は回と読み替えること。
 この科目は長岡高専の学習・教育目標の(G)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育目標との関連を科目の到達目標 、評価の重み 。学習・教育到達目標との関連の順で次に示す。
①技能:チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め、主体的・積極的に活動に取り組むことができる。 30% (g2)
②態度:互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに、グラウンド、体育館などの安全を確かめ、健康・安全に留意してトレーニングや競技ができるようにする。 20% (g1),(g2)
③学び方:自己の能力に応じた課題の解決を目指して、計画的なトレーニングの方法や競技の方法を工夫することができるようにする。 20% (g1),(g2)
④保健:生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深められるようにする。 30% (g1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め,作戦を生かした攻防を高度に展開してゲームができる.チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め,作戦を生かした攻防を展開したゲームが理解できる.チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め,作戦を生かした攻防を展開してゲームが概ねできる.左記に達していない
評価項目2互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに,グラウンド,体育館などの安全を確かめ,健康・安全に高度に留意してトレーニングや競技ができる。互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに,グラウンド,体育館などの安全を確かめ,健康・安全に留意してトレーニングや競技が理解できる。互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに,グラウンド,体育館などの安全を確かめ,健康・安全に留意してトレーニングや競技が概ね 理解できる。左記に達していない
評価項目3自己の能力に応じた課題の解決を目指して,計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を高度に工夫できる.自己の能力に応じた課題の解決を目指して,計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を工夫することが理解できる.自己の能力に応じた課題の解決を目指して,計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を工夫することが概ね理解できる.左記に達していない
評価項目4生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深めることができる。生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深めることが理解できる。生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深めることが概ね理解できる。左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
運動理論や運動技術を基本に生涯健康であるために、運動との関わり方,運動習慣を身に付けるためにどうすればよいか自ら考え、自ら学び、練り上げ、生活にいかせる能力を身に付ける。また,活動の中で他者と協力や勝負などの経験を通じて高専生として必要なコミュニケーションスキル等の汎用的技能・主体性等の態度・志向性(人間力)を養う。保健に関しては、健康的な生活習慣を身に付けたり、健康的な自然・社会環境づくりに参加したりする知識と能力を高める。〇関連する教科:保健体育(次年度履修)
授業の進め方・方法:
授業毎の環境に応じ授業を受講もしくは運動ができる場所で実施する。ただし、社会状況の変化に応じて教室の他、体育館・グラウンド他体育施設にて講義を行う可能性がある。連絡方法等は授業担当者から説明がある.
遠隔で実施する期間中は各自で健康的な生活を心がけ、提出物の締め切り等を厳守すること。通年の保健内容:1単元【現代社会と健康】
注意点:
 健康・安全に留意して授業に参加できる能力も重要な資質であると考え、以下の注意点を守ること。
 天候、気温や湿度などの気象条件に応じた服装や会場に応じた適切なシューズを用意し着用すること。
 装飾品(ピアス等)を着用しての参加は原則認めない.授業前に必ず取り外すこと。
 種目の特性によって男女別に実施することがある。
 以上のことが健康・安全にかかわる態度の育成に寄与することを理解する事。
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 学校体操の確認① 体育授業の流れを理解する
2週 学校体操の確認②  学校体操の内容を理解・実践する
3週 ウエイトトレーニング① トレーニング場の使用の仕方を学び、40分程度を目標に、息がはずむ程度のスピードで、体調に合わせてマイペースに実践する
4週 ウエイトトレーニング② トレーニング場の使用の仕方を学び、40分程度を目標に、息がはずむ程度のスピードで、体調に合わせてマイペースに実践する
5週 スポーツテスト(屋内種目) 握力、長座体前屈、上体起こし、反復横跳びを実施し、自己の体力レベルを把握する。
6週 スポーツテスト(屋外種目) 50m走、ハンドボール投げ、1500m(女子1000m)を実施し、自己の体力レベルを把握する。
7週 スポーツテスト(シャトルラン) 体育館において20mシャトルランテストを実施し、自己の体力レベルを把握する。
8週 柔道①:柔道衣の着方、礼法、基本動作、受身 柔道の基礎的な動作を習得する①
2ndQ
9週 柔道②:受身、膝車 柔道の基礎的な動作を習得する②
10週 柔道③:受身、大外刈 柔道の基礎的な動作を習得する③
11週 柔道④:受身、体落 柔道の基礎的な動作を習得する④
12週 柔道⑤:受身、既習技の復習、連絡技、自由練習 柔道の発展的な知識・動作を習得する①
13週 柔道⑥:受身、既習技の復習、連絡技、競技のルール 柔道の発展的な知識・動作を習得する②
14週 柔道⑦:受身、既習技の復習、出足払、簡易な試合 柔道の発展的な知識・動作を習得する③
15週 実技試験 柔道の発展的な知識・動作を習得する④
16週 保健・体育 筆記試験 前期末試験(定期考査)期間中に実施 【試験時間:50分】
後期
3rdQ
1週 学校体操の確認 持久力を高める 後期体育授業の流れを理解する.学校体操の内容を理解・実践する.
2週 健康づくりのための運動 4エクササイズ(持久走) 30分を目標に,息がはずむ程度のスピードで,体調に合わせてマイペースに実践する.
3週 健康づくりのための運動 4エクササイズ(各種運動)
4週 調整力のトレーニング1 ダブルダッヂ(基本) 互いのよさを認め合い,協力して練習したり,交流したり,発表したりすることができるようにする.
5週 調整力のトレーニング2 ダブルダッヂ(入って出る)
6週 調整力のトレーニング3 ダブルダッヂ(ターナーチェンジ)ダブルダッヂ技能試験 技能試験の内容 ①10回以上跳ぶ ②10回以上相手を跳ばせる ③上手に縄を回す
7週 クラスマッチの練習(各種球技) 学校行事(体育的行事)における自己の役割を自覚して,その責任を果たし,互いに協力して練習やゲームができるようにする.
8週 ホッケー① 基本(シュート)ミニゲーム  ボール操作のシュートを理解・実践する.
4thQ
9週 ホッケー② 基本(トライアングル)ミニゲーム   チーム内での連携プレイ等での自己の役割を理解し,ゲームで生かせるようにする.
10週 ホッケー③ 応用(クロスからショット)リーグ戦①
11週 ホッケー④ 応用(セットプレイ)リーグ戦② 相手との攻防の中で,集団的技能や個人的技能をうまく活用して,学習段階に応じた作戦を立て,ゲームができるようにする.
12週 ホッケー⑤ チーム練習  リーグ戦③(実技試験)
13週 ホッケー⑥ チーム練習  リーグ戦④(実技試験) ホッケー実技試験評価ポイント(5つ)①スティックさばき②ランニングステップ③ボールコントロール④パスコントロール⑤シュート※スティックは腰より下で扱う.壁パス,シュート時も同様.           1~5の共通点:スピード感(流れ)が重要  
14週 ホッケー⑦ チーム練習  リーグ戦⑤(実技試験)
15週 ホッケー⑧ チーム練習  リーグ戦⑥(実技試験)
16週 保健・体育 筆記試験 学年末試験期間中に実施.【試験時間:50分】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。2
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。2

評価割合

技能(実技試験,スポーツテスト含む)定期考査(保健)体育日誌その他合計
総合評価割合40401010100
基礎的能力2020101060
専門的能力202040