概要:
情報化社会と呼ばれる今日,情報や情報機器を正しく使えることは,技術者として必須事項である.本科目では,本校のコンピュータ及び情報ネットワークの利用を通じて,コンピュータによる情報の収集・活用・管理の基礎について学習する.さらに, AI(人工知能・機械学習)開発の実習を行い, AI技術の概要および活用方法を学ぶ.
○関連する科目: プログラミング(次年度履修)
授業の進め方・方法:
MS TeamsやBlackBoardを利用し講義資料を配付する。
注意点:
技術者としてコンピュータは必須の道具となる。コンピュータに使われないように,苦手意識を持たず積極的に授業に参加して下さい。また、道具として使いこなす事だけではなく、情報ネットワークにおけるマナーやエチケットを十分理解し、それを実践出来るようにしてください。
また、本科目ではBYODを積極的に活用していく。購入したPCのセットアップができないなどの問題がある場合は速やかに授業担当教員に相談に来ること。
再試験は実施しないので注意すること。
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
長岡高専計算機システム概説、情報の概念 |
長岡高専計算機システム概説、情報の概念について理解する。
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2週 |
MS365(Teams、OneDrive、Forms等)の使い方 |
MS365の基本操作を習得する。
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3週 |
インターネットのしくみ,ルール,マナー |
インターネットのしくみ,ルール,マナーを習得する.
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4週 |
電子メールのしくみ,ルール,マナー |
電子メールのしくみ,ルール,マナーを習得する.
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5週 |
MS Wordの使い方(1) |
MS Wordの使い方を習得する。
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6週 |
MS Wordの使い方(2) |
MS Wordの使い方を習得する。
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7週 |
MS Excelの使い方(1) |
MS Excelの使い方を習得する。
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8週 |
MS Excelの使い方(2) |
MS Excelの使い方を習得する。
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2ndQ |
9週 |
MS PowerPointの使い方(1) |
MS PowerPointの使い方を習得する。
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10週 |
MS PowerPointの使い方(2) |
MS PowerPointの使い方を習得する。
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11週 |
コンピュータのしくみ(1) |
コンピュータの構成について理解する。
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12週 |
コンピュータのしくみ(2) |
ソフトウェアについて理解する。
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13週 |
情報セキュリティ(1) |
情報セキュリティを理解する。
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14週 |
情報セキュリティ(2) |
セキュリティ対策のための情報技術を理解する。
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15週 |
情報セキュリティ(3) |
コンピュータウィルス、情報の流出とサイバー攻撃を理解する。
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16週 |
前期末試験 17週:試験解説と発展授業 |
試験時間:50分
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後期 |
3rdQ |
1週 |
情報のディジタル表現(1) |
数のディジタル表現を理解する。
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2週 |
情報のディジタル表現(2) |
様々なディジタル表現を理解する。
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3週 |
情報のディジタル表現(3) |
様々なディジタル表現を理解する。
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4週 |
フローチャート(1) |
フローチャートを理解する。
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5週 |
フローチャート(2) |
フローチャートを描くことが出来る。
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6週 |
UNIXの基礎(1) |
UNIXの基礎について理解する
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7週 |
UNIXの基礎(2) |
CUIによる操作を理解する。
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8週 |
データ分析(1) |
ヒストグラムを描くことが出来る。
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4thQ |
9週 |
データ分析(2) |
散布図を描くことが出来る。
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10週 |
課題解決(1) |
グループで課題解決に必要な情報を収集し、解析することが出来る。
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11週 |
課題解決(2) |
グループで情報を整理し、発表資料を作成することができる。
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12週 |
課題解決(3) |
グループで発表を行うことが出来る。
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13週 |
AI技術の基礎1:AIの概要と活用例、機械学習による犬猫判別 |
AI技術の概要、活用例、使われている技術を説明できる
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14週 |
AI技術の基礎2:機械学習による顔認証① |
教師データの作成と機械学習による顔認証を体験し、一連の開発を実行できる
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15週 |
AI技術の基礎3:機械学習による顔認証②、まとめ |
モデルの修正を行い、AI技術の開発に必要なスキルと運用方法を説明できる
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16週 |
後期末試験 17週:試験解説と発展授業 |
試験時間:50分
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | 前3,前8,前15 |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | 前3,前4,前15 |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前2,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前5,前15 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | 前1,前2,前4,前7,前15,後3 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | 前3,前4,前15 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | 前3,前4,前15 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | 前3,前4,前15 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | 前3,前4,前15 |