基礎数学B

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 基礎数学B
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 6
教科書/教材 高遠節夫ほか著、新 基礎数学、大日本図書 / 〇高遠節夫ほか著、新 基礎数学問題集、大日本図書 〇ドリルと演習シリーズ 基礎数学、電気書院 〇高専テキストシリーズ 基礎数学問題集、森北出版
担当教員 涌田 和芳,佐藤 直紀,山田 章,冨樫 瑠美,中山 雅友美

到達目標

JABEE科目コード: 00096 英語名: Mathematics B
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育到達目標との関連の順で次に示す。
①「2次関数を利用した2次方程式と2次不等式の解法を習得する」10%(c1)、②「種々の関数の性質を理解する」80%(c1)、③「座標平面上の幾何の初歩的な内容を理解する」10%(c1)。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12次関数を利用した2次方程式と2次不等式の解法を正確に習得する。2次関数を利用した2次方程式と2次不等式の解法を習得する。2次関数を利用した2次方程式と2次不等式の解法を概ね習得する。左記に達していない。
評価項目2種々の関数の性質を詳細に理解する。種々の関数の性質を理解する。種々の関数の性質を概ね理解する。左記に達していない。
評価項目3座標平面上の幾何の初歩的な内容を詳細に理解する。座標平面上の幾何の初歩的な内容を理解する。座標平面上の幾何の初歩的な内容を概ね理解する。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
数学は工学の最も重要な基礎教科です。数学をよく理解し、計算能力を身につけておくことが、工学を学ぶ上でとても大切です。基礎数学Bでは、基礎数学Aで習得した計算技術をもとに、2次関数、べき関数、分数関数、無理関数、指数関数,対数関数、三角関数などの初等関数の性質について学びます。最後に、座標平面上の幾何の初歩的な内容について学びます。
〇関連する科目:基礎数学A(前期履修)、課題数学(本科1年で履修)、基礎数学C(次年度履修)、微分積分Ⅰ(次年度履修)、代数幾何(次年度履修)
授業の進め方・方法:
授業内の問題演習や小テストを通して授業内容の理解度を確認しながら授業を進める。また、グループ学習を行って理解度を深めることもある。
注意点:
予習・復習を行い、わからないことは質問をすること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 2次関数と2次方程式・2次不等式、べき関数 2次関数のグラフと2次方程式・2次不等式の関係を理解する。べき関数のグラフと性質を理解する。
2週 分数関数・無理関数、逆関数 分数関数、無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。逆関数を理解し、求めることができる。
3週 累乗根、指数の拡張 累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。
4週 指数関数、対数 指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。指数関数を含む基本的な方程式を解くことができる。対数を利用した計算ができる
5週 対数関数、常用対数 対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。対数関数を含む基本的な方程式・不等式を解くことができる。常用対数を応用できる。
6週 三角比 三角比を理解し、三角関数表を用いて三角比を求めることができる。
7週 後期中間試験 試験時間:50分
8週 三角形への応用 正弦定理、余弦定理、面積の公式を理解し、応用できる。
4thQ
9週 一般角、三角関数 一般角の意味を理解し、一般角の三角関数の値を求めることができる。
10週 弧度法、三角関数の性質 角を弧度法で表現することができる。三角関数の相互関係などの性質を理解し、使うことができる。
11週 三角関数のグラフ 三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。三角関数を含む基本的な方程式・不等式を解くことができる。
12週 加法定理、加法定理の応用 加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。
13週 2点間の距離と内分点 2点間の距離、内分点の座標を求めることができる。
14週 直線の方程式、2直線の関係 通る点や傾きから直線の方程式を求めることができる。2つの直線の平行・垂直条件を理解している。
15週 演習 8~14週の内容を理解できる。
16週 後期末試験
 17週 試験解説と発展授業(円の方程式)
試験時間:50分
試験の確認をする。円の方程式を理解し、円の方程式を求めることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3
マグマの生成と火山活動を説明できる。3
地震の発生と断層運動について説明できる。3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3
地球上の生物の多様性について説明できる。3
生物の共通性と進化の関係について説明できる。3
生物に共通する性質について説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
世界のバイオームとその分布について説明できる。3
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。3
生態ピラミッドについて説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3

評価割合

後期中間試験後期末試験その他合計
総合評価割合454510100
基礎的能力454510100
専門的能力0000
分野横断的能力0000