概要:
基礎電気回路に関連した演習を行う。電気電子工学の基礎となる数学や電気回路に関する問題の解説と、各自の演習を行う。
○関連する科目:電気電子工学基礎(前年度履修)、基礎電気回路(本年度履修)、電気回路Ⅰ(次年度履修)
授業の進め方・方法:
本科目は毎週課題の提出を行う科目である。授業では教科書の問、章末問題を解く。あるいは、配布したプリントの問題を解く。問題は直流回路、基本交流回路(R、L、C の直列、並列、直並列)、交流回路の複素数、極座標・三角関数・指数関数表示法とフェーザ図、単相電力等の交流回路の基礎に関する問題である。
授業時間において解説や演習を行い、次週までに教科書の指定した範囲を回答し提出する。
注意点:
問題を解くためのノートを用意すること。教科書と関数電卓を持参すること。本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウィルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。
課題提出が期限内にできなかった場合は減点対象とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。 | 3 | 前1 |
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。 | 3 | 前2 |
分数式の加減乗除の計算ができる。 | 3 | 前1 |
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。 | 3 | 前2 |
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。 | 3 | 前1 |
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。 | 3 | 前2 |
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。 | 3 | 前3 |
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。 | 3 | 前3 |
1次不等式や2次不等式を解くことができる。 | 3 | 前5,前7 |
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。 | 3 | 前5,前8 |
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。 | 3 | 前8 |
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。 | 3 | 前9 |
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | 前10 |
角を弧度法で表現することができる。 | 3 | 後1 |
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | 後2 |
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。 | 3 | 後3,後4 |
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 3 | 後12 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 4 | |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 4 | |
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。 | 4 | |
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。 | 4 | |
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | |
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | |
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。 | 4 | |
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。 | 3 | |
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。 | 3 | |
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。 | 3 | |
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。 | 3 | |