概要:
自電気電子工学において基礎となる数学に関する演習を行う.演習範囲は,1~2年生で学んだ範囲および3年生で学んでいる範囲、および4,5年次の専門科目で必要となる数学の範囲である.学生の間を巡回して進度状況を確認したり,主要な部分や理解の困難な部分は適宜説明を行ったりする.
○関連する科目:電気電子工学基礎(前々年度履修),基礎電磁気学(本年度履修)、基礎電気回路(前年度履修),電気数学(前年度履修),電気回路演習(本年度履修)、電磁気学A(次年度履修)、電磁気学B(次年度履修)、電気回路IIA(次年度履修)、電気回路IIB(次年度履修)、システム制御工学(次年度履修)
授業の進め方・方法:
【前期】
課題と小テスト(到達度確認試験)で授業を構成する。
【後期】
本科目は毎週課題の提出を行う科目である。授業では問題集を解く、あるいは、配布したプリントの問題を解く。
授業時間において解説や演習を行い、次週までに問題集の指定した範囲をMS Teamsの課題に提出すること。
注意点:
【前期】
課題提出はMS TeamsやClassNotebookなどを活用予定である。使い方を事前に修得しておくこと。
計画的に課題をこなすこと。課題が終わらない場合は小テスト(到達度確認試験)を受けることが出来ない。
【後期】
問題を解くためのノートを用意すること。必要に応じて数学の教科書と関数電卓を持参すること。
課題提出が期限内にできなかった場合は減点対象とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。 | 3 | 前1,前3 |
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。 | 3 | 前1,前3 |
不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。 | 3 | 前2,前3 |
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。 | 3 | 前2,前3 |
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。 | 3 | 後1 |
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。 | 3 | 後2,後3 |
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。 | 3 | 後2,後3 |
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。 | 3 | 後2,後3 |
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。 | 3 | 後2,後3 |
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。 | 3 | 後4 |
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。 | 3 | 後4 |
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。 | 3 | 後6 |
線形変換の定義を理解し、線形変換を表す行列を求めることができる。 | 3 | 後5 |
合成変換や逆変換を表す行列を求めることができる。 | 3 | 後5,後8,後9,後10 |
平面内の回転に対応する線形変換を表す行列を求めることができる。 | 3 | 後8,後9,後10 |
簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。 | 3 | 前4,前10 |
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。 | 3 | 前4,前10 |
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。 | 3 | 前4,前10 |
合成関数の導関数を求めることができる。 | 3 | 前6,前10 |
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。 | 3 | 前7,前8,前10 |
逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。 | 3 | 前7,前8,前10 |
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。 | 3 | 前5,前10 |
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。 | 3 | 前5,前10 |
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。 | 3 | 前5,前10 |
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。 | 3 | 前5,前10 |
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。 | 3 | 前9,前10 |
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。 | 3 | 前11,前14,前15 |
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。 | 3 | 前11,前12,前13,前14,前15 |
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。 | 3 | 前12,前13,前14,前15 |
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。 | 3 | 前12,前13,前14,前15 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |