電気回路ⅡB

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電気回路ⅡB
科目番号 0067 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 電気学会編、基礎からの交流理論、オーム社、2002
担当教員 和久井 直樹

到達目標

(科目コード:21486、英語名:Electric Circuits IIB)(授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。
①ラプラス変換を用いた過渡現象の解析法を理解する。 60% (d1)
②4端子回路網の解析法を理解する。 40% (d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ラプラス変換を用いた回路の過渡現象解析について、教科書外の問題を解くことができる。ラプラス変換を用いた回路の過渡現象解析について、教科書章末問題相当の問題を解くことができる。ラプラス変換を用いた回路の過渡現象解析について、教科書例題相当の問題を解くことができる。左記レベルに達していない。
評価項目24端子回路網の解析について、教科書外の問題を解くことができる。4端子回路網の解析について、教科書章末問題相当の問題を解くことができる。4端子回路網の解析について、教科書例題相当の問題を解くことができる。左記レベルに達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気回路の過渡現象、2端子回路網、4端子回路網について習得する。
○関連する科目:電気回路ⅡA(前期履修)
授業の進め方・方法:
Microsoft TeamsやMicrosoft Streamなどを用いて講義資料をいつでも見れる状態にする。
数学の基礎知識(三角関数,微積分、行列演算等)の内容理解が必要である。授業内でこれら数学に関する補充はするが、自らも修得する努力が必要である。また、回路を修得するには、演習等を積極的に行う必要がある。
注意点:
到達したいレベルに応じた勉強を行うこと。
再試験は実施しないので注意すること。
本科目は本来、面接授業として実施を予定していたものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施するものである。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 基本関数のラプラス変換 基本関数のラプラス変換について理解する。
2週 基本関数のラプラス変換 基本関数のラプラス変換について理解する。
3週 基本関数のラプラス変換 基本関数のラプラス変換について理解する。
4週 ラプラス逆変換 ラプラス逆変換について理解する。
5週 ラプラス逆変換 ラプラス逆変換について理解する。
6週 ラプラス変換による過渡現象解法 ラプラス変換による過渡現象解法について理解する。
7週 ラプラス変換による過渡現象解法 ラプラス変換による過渡現象解法について理解する。
8週 中間試験 試験時間:80分
基本関数のラプラス変換、ラプラス逆変換、ラプラス変換による過渡現象法についての理解度を確認する。
4thQ
9週 インピーダンス行列 インピーダンス行列について理解する。
10週 アドミタンス行列 アドミタンス行列について理解する。
11週 4端子行列 4端子行列ついて理解する。
12週 4端子行列 4端子行列ついて理解する。
13週 試験前演習 ラプラス変換を用いた過渡現象解法と4端子行列について理解を深める。
14週 試験前演習 ラプラス変換を用いた過渡現象解法と4端子行列について理解を深める。
15週 試験前演習 ラプラス変換を用いた過渡現象解法と4端子行列について理解を深める。
16週 16週 後期末試験
17週:試験解説と発展授業
試験時間:80分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4

評価割合

中間試験期末試験発展課題合計
総合評価割合306010100
基礎的能力1530045
専門的能力15301055
分野横断的能力0000