概要:
前半は,2学年および3学年前期に引き続き,波の一般論を学び,具体例として音や光の性質について学ぶ,後半は電気現象を理解するための諸概念について学習する.
授業の進め方・方法:
基本法則を具体的な問題に適用できるように演習も行う.
注意点:
物理の本質的な理解は,公式の暗記だけでは不十分である.各種物理量の定義,物理現象,物理法則について,教科書や問題演習によって理解するよう努めてほしい.そのためには,日頃の予習と復習は不可欠である.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 波動 | 波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。 | 3 | 後1 |
波の重ね合わせの原理について説明できる。 | 3 | 後1 |
波の独立性について説明できる。 | 3 | 後1 |
2つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について計算できる。 | 3 | 後1 |
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。 | 3 | 後1 |
ホイヘンスの原理について説明できる。 | 3 | 後2 |
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。 | 3 | 後2,後9 |
一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。 | 3 | 後3,後4 |
自然光と偏光の違いについて説明できる。 | 3 | 後6 |
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。 | 3 | 後5,後8 |
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。 | 3 | 後6,後8 |
電気 | 導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。 | 3 | 後10,後13 |
電場・電位について説明できる。 | 3 | 後10,後11,後12 |
クーロンの法則が説明できる。 | 3 | 後10,後11 |
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。 | 3 | 後10,後14 |
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。 | 3 | 後13,後14 |
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。 | 3 | 後14 |
ジュール熱や電力を求めることができる。 | 3 | 後13 |
物理実験 | 物理実験 | 光に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。 | 3 | |