歴史学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史学
科目番号 0110 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 田中 聡

到達目標

【科目コード:10691,英語名:History】
この科目は長岡高専の学習・教育到達目標の(A)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を次の順に示す.①日本近現代史の諸問題について理解する.80%(a 1)②授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを表明することができる.20%(a 1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本近現代史の諸問題について詳細に理解する.日本近現代史の諸問題について理解する.日本近現代史の諸問題について概ね理解する.左記に達していない.
評価項目2授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを詳細に表明することができる.授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを表明することができる.授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを表明することが概ねできる.左記に達していない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ある歴史上の事象をどのように認識するかは,拠って立つ立場や時代環境によって異なる.特に 日本近現代史に関する歴史認識はその振幅が激しく,論争は日本国内にとどまらず、近隣諸国をはじめ国際的な問題に発展している.グローバル化が進む現代において,日本近現代史をめぐる歴史認識問題を理解することの意義は極めて大きい.この科目では,歴史認識問題に関心を持つ立場から,日本近現代史の諸問題を概観する. 〇関連する科目:世界史(1年次履修),日本史(2年次履修)
授業の進め方・方法:
中学校・高等学校の歴史教科書の比較検討などを通じて,日本近現代史の諸問題について学ぶ.
注意点:
授業ごとに意見や感想をFormsで回答してもらいます。スマートフォンで対応できる範囲です。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 歴史認識問題とは何か 歴史認識問題とは何か理解する.
2週 大日本帝国憲法の制定① 大日本帝国憲法に関する歴史的評価について理解する.
3週 大日本帝国憲法の制定② 大日本帝国憲法に関する歴史的評価について理解を深める.
4週 日露戦争① 日露戦争に関する歴史的評価について理解する.
5週 日露戦争② 日露戦争に関する歴史的評価について理解を深める.
6週 第一次世界大戦と日本 日本の第一次世界大戦への参戦に関する歴史的評価について理解する.
7週 満州事変 満州事変に関する歴史的評価について理解する.
8週 日中戦争 日中戦争に関する歴史的評価について理解する.
2ndQ
9週 太平洋戦争 太平洋戦争に関する歴史的評価について理解する.
10週 日本国憲法 日本国憲法に関する歴史的評価について理解する.
11週 東京裁判 東京裁判に関する歴史的評価について理解する.
12週 日本の独立 日本の独立に関する歴史的評価について理解する.
13週 安保改定 安保改定に関する歴史的評価について理解する.
14週 高度経済成長 高度経済成長に関する歴史的評価について理解する.
15週 現代の世界と日本 歴史認識と未来像の相関関係を理解する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前16
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000