到達目標
この科目は長岡高専の学習・教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。
①相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。また、理想変成器を説明できる。 25% (d1)
②網目電流法や節点電位法、重ねの理等を用いて交流回路の計算ができる。25% (d1)
③テブナンの定理等を用いて交流回路の計算ができる。また、三角結線と星形結線の等価変換、円線図について説明できる。 25% (c2)
④三相交流回路について説明できる。25% (e1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 相互誘導を説明し,相互誘導回路の計算ができる.また,理想変成器を説明できる. | 相互誘導を説明し,相互誘導回路の計算が概ねできる.また,理想変成器を概ね説明できる. | 左記に到達していない. |
評価項目2 | 網目電流法や節点電位法,重ねの理等を用いて交流回路の計算ができる. | 網目電流法や節点電位法,重ねの理等を用いて交流回路の計算が概ねできる. | 左記に到達していない. |
評価項目3 | テブナンの定理等を用いて交流回路の計算ができる.また,三角結線と星形結線の等価変換,円線図について説明できる. | テブナンの定理等を用いて交流回路の計算ができる.また,三角結線と星形結線の等価変換,円線図について概ね説明できる. | 左記に到達していない. |
評価項目4 | 三相交流回路について説明できる. | 三相交流回路について概ね説明できる. | 左記に到達していない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達目標 c1
説明
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学習・教育到達目標 d1
説明
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教育方法等
概要:
電気回路Ⅰに関連する演習を行う.交流回路の基礎である相互インダクタンスと変成器,グラフ理論の基礎,回路の諸定理,多相交流について問題を解くことにより理解を深める.
○関連する科目:基礎電気回路(前年度履修),電気数学(前年度履修),電気回路Ⅰ(本年度履修),電気回路ⅡA(次年度履修),電子回路A(次年度履修)
授業の進め方・方法:
電気回路ノートⅡの中心に演習を行う.また,教科書に無い問題はプリントを配布することがある.各単元ごとにどの程度理解できているか随時評価を行う.
注意点:
数学の基礎知識(三角関数、微積分等)及び基礎電気回路,そして電気回路Ⅰの内容理解が必要である.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
「基礎電気回路」の復習テスト(記号法,電気回路ノートⅡ) |
記号法が理解できる.
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2週 |
相互インダクタンスと変成器、基礎式 |
相互インダクタンスと変成器、基礎式が理解できる.
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3週 |
変成器のエネルギーと結合係数 |
変成器のエネルギーと結合係数が理解できる.
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4週 |
交流回路での変成器 |
交流回路での変成器が理解できる.
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5週 |
T 型等価回路 |
T 型等価回路が理解できる.
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6週 |
結合回路 |
結合回路が理解できる.
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7週 |
理想変成器 |
理想変成器が理解できる.
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8週 |
前期前半までのまとめ |
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2ndQ |
9週 |
有向グラフと回路方程式 |
有向グラフと回路方程式が理解できる.
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10週 |
閉路方程式 |
閉路方程式が理解できる.
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11週 |
クラメールの公式 |
クラメールの公式が理解できる.
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12週 |
節点方程式 |
節点方程式が理解できる.
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13週 |
電力保存則 |
電力保存則が理解できる.
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14週 |
回路の諸定理、重ねの理 |
回路の諸定理、重ねの理が理解できる.
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15週 |
前期末試験なし |
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16週 |
発展授業 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
「基礎電気回路」の復習(交流電力,電気回路ノートⅡ) |
交流電力が理解できる.
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2週 |
可逆定理、補償定理 |
可逆定理、補償定理が理解できる.
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3週 |
テブナンの定理とノートンの定理 |
テブナンの定理とノートンの定理が理解できる.
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4週 |
定抵抗回路、逆回路、双対回路 |
定抵抗回路、逆回路、双対回路が理解できる.
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5週 |
最大電力伝達定理 |
最大電力伝達定理が理解できる.
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6週 |
三角結線と星形結線の等価変換、円線図 |
三角結線と星形結線の等価変換、円線図が理解できる.
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7週 |
円線図 |
円線図が理解できる.
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8週 |
後期前半までのまとめ |
学んだ知識の確認ができる.
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4thQ |
9週 |
多相交流、三相交流の基礎 |
多相交流、三相交流の基礎が理解できる.
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10週 |
三相交流の表示法、回路の結線法 |
三相交流の表示法、回路の結線法が理解できる.
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11週 |
三角結線・星形結線と電圧、電流の関係 |
三角結線・星形結線と電圧、電流の関係が理解できる.
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12週 |
平衡三相回路 |
平衡三相回路が理解できる.
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13週 |
V 結線 |
V 結線が理解できる.
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14週 |
回転磁界 |
回転磁界が理解できる.
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15週 |
後期末試験なし |
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16週 |
発展授業 |
学んだ知識の確認ができる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。 | 4 | 前7 |
理想変成器を説明できる。 | 4 | 前14 |
電力 | 三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。 | 4 | 前5,後9 |
評価割合
| 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |