電子回路ⅡB

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電子回路ⅡB
科目番号 0134 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 篠田 庄司、和泉 勲 著、「わかりやすい電子回路」、コロナ社、2016年
担当教員 島宗 洋介

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。
① 変復調回路の動作原理を理解する。 25% (d1)
② パルス回路の動作原理を理解する。 25% (d1)
③ 電源回路の動作原理を理解する。 25% (d1)
④ AD、DA変換回路およびサンプル&ホールド回路の動作原理を理解する。 25% (d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1変復調回路の動作原理を理解して説明できる。変復調回路の動作原理を理解する。変復調回路の動作原理を理解できない。
評価項目2パルス回路の動作原理を理解して説明できる。パルス回路の動作原理を理解する。パルス回路の動作原理を理解できない。
評価項目3電源回路の動作原理を理解して説明できる。電源回路の動作原理を理解する。電源回路の動作原理を理解できない。
評価項目4AD、DA変換回路およびサンプル&ホールド回路の動作原理を理解して説明できる。AD、DA変換回路およびサンプル&ホールド回路の動作原理を理解する。AD、DA変換回路およびサンプル&ホールド回路の動作原理を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 情報化社会といわれる今日の発展をもたらしたのは、エレクトロニクス分野の進歩である。電子回路は、エレクトロニクス分野における応用の基本である。この講義では、前年度の「電子回路I」で学んだトランジスタの基本的な動作原理を理解していることを前提とし、変復調回路、パルス回路、電源回路、AD変換、DA変換、サンプル&ホールド回路を取り扱い、その動作原理を学習する。
〇関連する科目:電子回路Ⅰ(前年度履修)、電子回路IIA(当該年度前期履修)、デジタル回路A(次年度履修)
授業の進め方・方法:
注意点:
トランジスタの基本的な動作原理と等価回路解析に関する知識が必要となるため、「電子回路I」「電子回路IIA」の内容をきちんと理解していることが必要となる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 変復調回路(振幅変調) 変復調回路(振幅変調)の動作原理を説明できる。
2週 変復調回路(振幅復調) 変復調回路(振幅復調)の動作原理を説明できる。
3週 変復調回路(周波数変調) 変復調回路(周波数変調)の動作原理を説明できる。
4週 変復調回路(周波数復調) 変復調回路(周波数復調)の動作原理を説明できる。
5週 パルス回路(マルチバイブレータ) パルス回路(マルチバイブレータ)の動作原理を説明できる。
6週 パルス回路(各種回路) パルス回路(各種回路)の動作原理を説明できる。
7週 演習問題 演習問題
8週 中間試験 試験時間 50分間
4thQ
9週 電源回路1 電源回路の動作原理を説明できる。
10週 電源回路2 電源回路の動作原理を説明できる。
11週 AD変換回路 AD変換回路の動作原理を説明できる。
12週 DA変換回路 DA変換回路の動作原理を説明できる。
13週 サンプル&ホールド回路1 サンプル&ホールド回路の動作原理を説明できる。
14週 サンプル&ホールド回路2 サンプル&ホールド回路の動作原理を説明できる。
15週 期末試験 試験時間 50分間
16週 試験解説と発展授業 試験解説と発展授業

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路発振回路の特性、動作原理を説明できる。4
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。4
計測A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。4後11,後12

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合4060100
基礎的能力203050
専門的能力203050