電磁気学B

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電磁気学B
科目番号 0139 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 電気磁気学、石井 良博、コロナ社
担当教員 床井 良徳

到達目標

(科目コード:21296、英語名:Electromagnetism B)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。①磁界と電界による力に関する法則及び特性を理解する。 50%(d1)、②インダクタンス及び磁界によるエネルギーについて理解する。 50%(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1磁界と電界による力に関する法則及び特性を詳細に理解している。磁界と電界による力に関する法則及び特性を理解している。磁界と電界による力に関する法則及び特性を概ね理解している。左記に達していない。
評価項目2インダクタンス及び磁界によるエネルギーについて詳細に理解している。 インダクタンス及び磁界によるエネルギーについて理解している。 インダクタンス及び磁界によるエネルギーについて概ね理解している。 左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電磁気学は、電気工学分野でも重要な位置を占める基礎科目の1つである。本講義では、前期の電磁気学 A に引き続いて、磁界と電界の関係について学習する。具体的には、電磁力と電磁誘導(ファラデーの法則)、インダクタンスと静磁エネルギーを内容とする。
○関連する科目:電磁気学 A(当該年度前期履修)
授業の進め方・方法:
適宜、授業で必要な補足資料を配布し、講義を進める。また授業の進度に応じて理解を深めるための演習を授業中もしくはレポート形式で実施する。
注意点:
予習をするのはもちろん普段の講義では、ノートをしっかりと取り、復習に役立てる事。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電磁力と電磁誘導(1) 磁界中の電流に作用する力について理解する。
2週 電磁力と電磁誘導(2) ループ電流による磁気モーメントについて理解する。
3週 電磁力と電磁誘導(3) 磁界中の荷電粒子に作用する力(ローレンツ力)について理解する。
4週 電磁力と電磁誘導(4) 電磁誘導について理解する。
5週 電磁力と電磁誘導(5) ファラデーの法則、レンツの法則について理解する。
6週 電磁力と電磁誘導(6) 渦電流について理解する。
7週 電磁力と電磁誘導(7) 表皮効果について理解する。
8週 中間テスト 試験時間:80分
4thQ
9週 インダクタンスと静磁エネルギー(1) 自己誘導と相互誘導について理解する。
10週 インダクタンスと静磁エネルギー(2) 自己インダクタンスについて理解する。
11週 インダクタンスと静磁エネルギー(3) 相互誘導とインダクタンスの関係について理解する。
12週 インダクタンスと静磁エネルギー(4) インダクタンスの直列および並列の接続について理解する。
13週 インダクタンスと静磁エネルギー(5) 静磁エネルギーについて理解する。
14週 インダクタンスと静磁エネルギー(6) 静磁エネルギーと力につて理解する。
15週 インダクタンスと静磁エネルギー(7) インダクタンスの計算ができる事。
16週 期末試験
17週:試験解説と発展授業
試験時間:80分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気磁界中の電流に作用する力を説明できる。4
ローレンツ力を説明できる。4
磁気エネルギーを説明できる。4

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050