到達目標
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標の関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。①組み合わせ論理回路について理解する。10% (c2) ②論理関数の簡単化について理解する。15% (c2) ③クワインマクラスキーの方法について理解する。20% (c2) ④フリップフロップについて理解する。 20% (c2) ⑤順序回路について理解する。35% (c2)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 組み合わせ論理回路について説明できる。 | 組み合わせ論理回路について概ね説明できる。 | 左記に達していない。
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評価項目2 | 論理関数の簡単化について説明できる。 | 論理関数の簡単化について概ね説明できる。 | 左記に達していない。
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評価項目3 | クワインマクラスキーの方法について説明できる。 | クワインマクラスキーの方法について概ね説明できる。 | 左記に達していない。
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評価項目4 | フリップフロップについて説明できる。 | フリップフロップについて概ね説明できる。 | 左記に達していない。
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評価項目5 | 順序回路について説明できる。 | 順序回路について概ね説明できる。 | 左記に達していない。
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では、現在のデジタル社会を支えるコンピュータ、インターネット、通信等すべての電子機器を構成する基本部品であるデジタル電子回路の設計方法を習得する。複雑なデジタルシステムも、基本的には2~3種のデジタル演算回路の組み合わせに過ぎず、この基本回路の動作を充分に把握しておくことは、いかなる複雑なデジタル回路の設計、解析にも重要である。
〇関連する科目:電子回路A、B(前年度履修)、デジタル回路A(前期履修)
授業の進め方・方法:
教科書を中心として授業を進めるが、演習を積極的に取り入れていく。
注意点:
トランジスタの小信号動作、電気回路の過渡応答,論理関数に関する基礎的な知識を理解していることが望ましい(電気回路学、電子回路学、論理数学)。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
組み合わせ論理回路の解析 |
組み合わせ論理回路の解析を説明できる。
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2週 |
組み合わせ論理回路の実現 |
組み合わせ論理回路の実現を説明できる。
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3週 |
論理関数の簡単化 |
論理関数の簡単化を説明できる。
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4週 |
クワインマクラスキーの方法(1) |
クワインマクラスキーの方法(1)を説明できる。
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5週 |
クワインマクラスキーの方法(2) |
クワインマクラスキーの方法(2)を説明できる。
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6週 |
組み合わせ論理回路の簡単な例
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組み合わせ論理回路の簡単な例を説明できる。
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7週 |
中間試験
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試験時間:80分
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8週 |
フリップフロップの原理 |
フリップフロップの原理を説明できる。
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4thQ |
9週 |
JKフリップフロップ |
JKフリップフロップを説明できる。
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10週 |
同期式2n進カウンタ |
同期式2n進カウンタを説明できる。
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11週 |
順序回路の基本構成 |
順序回路の基本構成を説明できる。
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12週 |
同期式順序回路の解析 |
同期式順序回路の解析を説明できる。
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13週 |
非同期式順序回路の解析 |
非同期式順序回路の解析を説明できる。
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14週 |
順序回路の実現 |
順序回路の実現を説明できる。
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15週 |
期末試験 |
試験時間:80分
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16週 |
試験解説と発展授業 |
理解が不足している箇所を再確認し、デジタル回路を設計することができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 合計 |
総合評価割合 | 45 | 55 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 25 | 45 |
専門的能力 | 25 | 30 | 55 |