電気電子設計

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気電子設計
科目番号 0160 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子システム工学科 対象学年 5
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 なし
担当教員 武子 雅一

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。①変圧器の動作原理を理解する。 20% (d1)、②変圧器のインピーダンスについて理解する。 30% (d1)、③変圧器の設計法を理解する。 30% (d1)、④シーケンス制御回路、論理電子回路の設計法を理解する。 20% (d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1変圧器の動作原理を理解できる。変圧器の動作原理を概ね理解できる。左記に達していない。
評価項目2変圧器のインピーダンスについて理解できる。変圧器のインピーダンスについ概ね理解できる。左記に達していない。
評価項目3変圧器の設計法を理解できる。変圧器の設計法を概ね理解できる。左記に達していない。
評価項目4シーケンス制御回路、論理電子回路の設計法を理解できる。シーケンス制御回路、論理電子回路の設計法を概ね理解できる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では電気機器から変圧器、電気電子回路からシーケンス制御回路、論理電子回路の設計に必要な知識を講義する。
○関連する科目:電磁気学A,B(4年次履修)、電気回路Ⅰ(3年次履修)、電子回路ⅡA、B(4年次履修)、電気機器A、B(4年次履修)、電気電子材料A、B(4年次履修)
授業の進め方・方法:
スライド資料を用いて講義を行う。また、レポートを課し、内容を理解しているか確認する。講義では実機の演示実験なども行う。
注意点:
遅刻は正当な理由無き場合欠席とする。授業中に寝ている者、授業態度の悪い者、レポート未提出者、不出来・未完成レポート提出者は欠席扱いにする。試験は自筆ノートおよび講義中に配布した資料のみ持ち込み可とする。再試・追試は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 電流と磁界 -銅と鉄の役割- 電流と磁界について理解できる。
2週 電磁誘導 -エネルギーの伝達- 電磁誘導について理解できる。
3週 コイルのインピーダンス コイルのインピーダンスについて理解できる。
4週 電流と温度,電圧と絶縁 電流と温度、電圧と絶縁について理解できる。
5週 変圧器の諸定格,変圧器の構造 変圧器の諸定格、変圧器の構造について理解できる。
6週 変圧器の等価回路と特性 変圧器の等価回路と特性について理解できる。
7週 伝達エネルギーと損失エネルギー 伝達エネルギーと損失エネルギーについて理解できる。
8週 変圧器設計書作成 -設計目標- 変圧器設計書が作成できる。
4thQ
9週 変圧器設計書作成 -最適化- 変圧器設計書が作成できる。
10週 変圧器設計書解説 設計した変圧器設計書の確認ができる。
11週 論理回路 論理回路について理解できる。
12週 シーケンス制御回路 シーケンス制御回路について理解できる。
13週 電子回路 電子回路について理解できる。
14週 後期末試験および試験解説 試験時間:80分
15週 発展授業 -社会が求めるエンジニア- 学んだ知識の再確認と修正ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。4後5,後6

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000