(科目コード:31065、英語名:Exercises in Elementary Mathematics I)(授業計画の週は回と読み替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる。
この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、関連する目標の順で次に示す。
1.これまでに学習した算数・数学の知識を活用できるようにする。30%(c1)
2.正確に素早く計算や検算を遂行し、間違いを少なくする工夫をする。30%(c1)
3.他人が読んでわかるような解答の書き方を身につける。20%(b2)
4.提出物の期限を守り、予習・復習の習慣を身につける。20%(e2)
概要:
算数・数学の既習事項の確認と演習を通して、問題解決能力の向上をはかる。日常の題材を元にした基本問題から、これから学ぶ理数系科目や専門科目の理解の助けになるような問題まで、多岐にわたる問題に対し、これまでに学んだ算数・数学の知識を活用できるようにトレーニングする。
〇関連する科目:基礎数学C(次年度履修)、代数幾何(次年度履修)、数理演習II(次年度履修)
授業の進め方・方法:
比・算術、未知数の利用、概数、指数形式、図形、比例・換算、一次関数、回転・対称操作、グラフ、方程式の10テーマの演習課題を設定し、各テーマについて4点満点の小テストを複数回実施する。テストで間違えた問題は解きなおして再提出してもらい、添削指導を行う。4回目のテストで4点満点を取れるような計算力を身につける。
注意点:
問題の多くは中学までに学習した数学の知識で解決できるはずだが,最初は解き方に戸惑い,到達目標が高すぎるように感じるかもしれない。しかし,ここで要求される知識や思考方法はエンジニアとして必要不可欠であり,必ず身につけなければならない。複数の教職員がサポートするので,わからないことは大いに質問してほしい。なお,再提出が完了していないテーマは合格とはならないので,必ず期限通りに提出すること。返却物はすみやかに持ち帰ること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,実力確認テスト |
小中学校で学んだ算数・数学の基本事項を使って問題を解くことができる。
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2週 |
基礎トレーニング |
割合を題材にした問題を迅速かつ正確に解くことができる。検算を行い間違いを的確に修正できる。
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3週 |
比・算術(1) |
比・算術に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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4週 |
比・算術(2) |
比・算術に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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5週 |
未知数(1) |
未知数を用いる問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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6週 |
未知数(2) |
未知数を用いる問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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7週 |
中間試験 |
試験時間:50分
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8週 |
概数(1) |
有効数字の扱いを理解し、概数計算を迅速かつ正確に行うことができる。
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2ndQ |
9週 |
概数(2) |
有効数字の扱いを理解し、概数計算を迅速かつ正確に行うことができる。
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10週 |
指数形式(1) |
指数法則を理解し、指数形式の計算を迅速かつ正確に行うことができる。
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11週 |
指数形式(2) |
指数法則を理解し、指数形式の計算を迅速かつ正確に行うことができる。
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12週 |
図形(1) |
相似な図形の面積比と体積比、三平方の定理などを用いた図形の問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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13週 |
図形(2) |
相似な図形の面積比と体積比、三平方の定理などを用いた図形の問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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14週 |
図形(3) |
相似な図形の面積比と体積比、三平方の定理などを用いた図形の問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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15週 |
図形(4) |
相似な図形の面積比と体積比、三平方の定理などを用いた図形の問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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16週 |
期末試験 17週:試験解説・発展授業 |
試験時間:50分
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後期 |
3rdQ |
1週 |
課題試験 |
夏季休業期間中の課題の類題を迅速かつ正確に解くことができる。
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2週 |
比例・換算(1) |
単位付きの数値を用いた比例・換算の計算問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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3週 |
比例・換算(2) |
単位付きの数値を用いた比例・換算の計算問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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4週 |
一次関数(1) |
一次関数に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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5週 |
一次関数(2) |
一次関数に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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6週 |
回転・対称(1) |
回転・対称操作に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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7週 |
回転・対称(2) |
回転・対称操作に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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8週 |
中間試験 |
試験時間:50分
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4thQ |
9週 |
グラフ(1) |
一次関数および二次関数のグラフに関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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10週 |
グラフ(2) |
一次関数および二次関数のグラフに関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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11週 |
グラフ(3) |
一次関数および二次関数のグラフに関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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12週 |
方程式(1) |
方程式に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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13週 |
方程式(2) |
方程式に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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14週 |
方程式(3) |
方程式に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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15週 |
方程式(4) |
方程式に関する問題を迅速かつ正確に解くことができる。
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16週 |
学年末試験 17週:試験解説・発展授業 |
試験時間:50分
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。 | 3 | 後12 |
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。 | 3 | 後12 |
分数式の加減乗除の計算ができる。 | 3 | 後12 |
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。 | 3 | 前8 |
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。 | 3 | 前8 |
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。 | 3 | 後12 |
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。 | 3 | 後9,後12 |
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。 | 3 | 後12 |
簡単な連立方程式を解くことができる。 | 3 | 前5 |
無理方程式・分数方程式を解くことができる。 | 3 | 後12 |
1次不等式や2次不等式を解くことができる。 | 3 | 前5 |
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。 | 3 | 後9 |
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | 後15 |
自然科学 | 物理 | 力学 | 速度と加速度の概念を説明できる。 | 3 | 後9 |
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。 | 3 | 後9 |
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。 | 3 | 後9 |
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。 | 3 | 後9 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。 | 3 | 後9 |
加速度の意味を理解し、等加速度運動における時間と速度・変位の関係を説明できる。 | 3 | 後9 |
計測制御 | 国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 3 | 後2 |
電気・電子系分野 | 計測 | 精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。 | 3 | 前8 |
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。 | 3 | 後2 |