概要:
機械は大きな力で重いものを動かすことができるが,複雑な動きを機構で実現するは大変である.一方,電子の世界ではセンサ,コンピュータを使って複雑な動きを計測したり計算したりできるが,電子そのものでは重いものを動かすことは出来ない.機械と電子の技術を融合することで,重いものを細かく複雑に動かすことが可能になる.メカトロニクスは,「機械(メカ)を電子・情報(センサ,制御,コンピュータ)技術で柔軟化・高度化する技術である.実学的な科目であり,勉強する範囲は広い.
授業の進め方・方法:
注意点:
1・2 年で履修した専門科目の内容は復習しておくこと.表面的な丸暗記をするのではなく,基本原理や考え方を理解し,身につけるよう心がけて欲しい.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 機械設計 | 歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。 | 3 | 後8,後16 |
歯車列の速度伝達比を計算できる。 | 3 | 後8,後16 |
リンク装置の機構を理解し、その運動を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後7,後16 |
代表的なリンク装置の、変位、速度、加速度を求めることができる。 | 2 | 後2,後3,後4,後5,後7,後16 |
カム装置の機構を理解し、その運動を説明できる。 | 3 | 後6,後16 |
主な基礎曲線のカム線図を求めることができる。 | 2 | 後6,後16 |
計測制御 | 自動制御の定義と種類を説明できる。 | 3 | 後1,後9,後16 |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 3 | 後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | 後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | 後1,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |