保健体育

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 保健体育
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実技 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 現代高等保健体育、大修館書店
担当教員 江田 茂行,桐生 拓,市川 智之

到達目標

(【科目コード】00220英語名:Health、Physical Education) 授業計画の週は回と読み替えること。
 この科目は長岡高専の学習・教育目標の(G)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育目標との関連を科目の到達目標 、評価の重み 。学習・教育到達目標との関連の順で次に示す。
①技能:チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め、主体的・積極的に活動に取り組むことができる。 30% (g2)
②態度:互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに、グラウンド、体育館などの安全を確かめ、健康・安全に留意してトレーニングや競技ができるようにする。 20% (g1),(g2)
③学び方:自己の能力に応じた課題の解決を目指して、計画的なトレーニングの方法や競技の方法を工夫することができるようにする。 20% (g1),(g2)
④保健:生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深められるようにする。 30% (g1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め、主体的・積極的に活動に取り組むことができる。チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め、主体的・積極的に活動に取り組むことが概ねできる。チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め、主体的・積極的に活動に取り組む様子がみられる。左記に達していない
評価項目2互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに、グラウンド、体育館などの安全を確かめ、健康・安全に高度に留意してトレーニングや競技ができる。互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに、グラウンド、体育館などの安全を確かめ、健康・安全に留意してトレーニングや競技が理解できる。互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに、グラウンド、体育館などの安全を確かめ、健康・安全に留意してトレーニングや競技が概ね理解できる。左記に達していない
評価項目3自己の能力に応じた課題の解決を目指して、計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を高度に工夫できる。自己の能力に応じた課題の解決を目指して、計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を工夫することが理解できる。自己の能力に応じた課題の解決を目指して、計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を工夫することが概ね理解できる。左記に達していない
評価項目4生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深めることができる。生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深めることが理解できる。生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力の基礎を培い、各種運動を通じて実践的な理解を深めることが概ね理解できる。左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
既習した運動理論や運動技術を基本に生涯健康であるために、総合的に運動と関わるか、運動習慣を身に付けるためにはどうするかを自ら考え、自ら学び、練り上げ、生活にいかせる能力を身に付ける。また、その活動を通じて高専生として必要な、コミュニケーションスキル等の汎用的技能・主体性等の態度・志向性(人間力)を養う。保健に関しては、健康的な生活習慣を身に付けたり、健康的な自然・社会環境づくりに参加したりする知識と能力を高める。〇関連する教科:保健体育(次年度履修)
授業の進め方・方法:
教室の他、体育館・グラウンド他体育施設にて講義・実技を行う。授業の流れは、最初に教室において保健の講義を約20~30分程度行い、その後、体育実技を実施。通年の保健内容:1単元【現代社会と健康】
注意点:
健康・安全に留意して授業参加できるようにすることが大切であり、原則的に学校指定の体操着を着用、装飾品等を外して授業に参加すること。天候や気温、湿度などの気象条件に応じた服装の用意し受講すること。地面や床の固さやスポーツ種目を考え、適切なシューズを履くこと。以上のことが健康・安全にかかわる態度の育成に寄与する。本科目は本来、面接授業として実施を予定しているものであるが、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として実施する場合もある。種目の特性に応じて、男女別で活動が分かれる場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 学校体操の確認① 体育授業の流れを理解する
2週 学校体操の確認②  学校体操の内容を理解・実践する
3週 学校体操の確認③  学校体操の内容を理解・実践する
4週 トレーニング場の使用説明        
ウエイトトレーニング①
トレーニング場の使用の仕方を学び、40分程度を目標に、息がはずむ程度のスピードで、体調に合わせてマイペースに実践する
5週 ウエイトトレーニング② トレーニング場の使用の仕方を学び、40分程度を目標に、息がはずむ程度のスピードで、体調に合わせてマイペースに実践する
6週 スポーツテスト(屋内種目) 握力、長座体前屈、上体起こし、反復横跳びを実施し、自己の体力レベルを把握する。
7週 スポーツテスト(屋外種目) 50m走、ハンドボール投げ、1500m(女子1000m)を実施し、自己の体力レベルを把握する。
8週 スポーツテスト(屋外種目)予備日 50m走、ハンドボール投げ、1500m(女子1000m)を実施し、自己の体力レベルを把握する。
2ndQ
9週 スポーツテスト(シャトルラン) 体育館において20mシャトルランテストを実施し、自己の体力レベルを把握する。
10週 調整力のトレーニング1 リズム(個人) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
11週 調整力のトレーニング2 リズム(少人数から集団) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
12週 調整力のトレーニング3 ダブルダッヂ(基本) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
13週 調整力のトレーニング4 ダブルダッヂ(入って出る) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
14週 調整力のトレーニング5 ダブルダッヂ(ターナーチェンジ)ダブルダッヂ技能試験 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
15週 学校体操の試験 学校体操を3~4人一組で発表。互いに協力して学校体操を確実に習得する。
16週 保健・体育 筆記試験 前期末試験(定期考査)期間中に実施 【試験時間:50分】
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション、体つくり運動 後期体育授業の流れを理解する
2週 柔道①:柔道衣の着方、礼法、基本動作、受身 柔道の基本動作・授業のルール等を理解・実践する
3週 柔道②:受身、袈裟固、膝車 柔道の受け身を理解・実践する
4週 柔道③:受身、既習技の復習、上四方固、連絡技 柔道の上四方固、連絡技を理解・実践する
5週 柔道④:受身、既習技の復習、大腰、自由練習 柔道の大腰、自由練習を理解・実践する
6週 柔道⑤:受身、既習技の復習、背負投、自由練習 柔道の背負投、自由練習を理解・実践する
7週 柔道⑥:受身、既習技の復習、連絡技、自由練習 柔道の連絡技、自由練習を理解・実践する
8週 柔道⑦:受身、既習技の復習、出足払、自由練習 柔道の出足払、自由練習を理解・実践する
4thQ
9週 柔道⑧:受身、既習技の復習、大内刈、小内刈 柔道の大内刈、小内刈を理解・実践する
10週 柔道⑨:実技試験① 柔道の実技試験を受験する
11週 柔道⑩:受身、既習技の復習、自由練習 柔道の既習技を自由練習で実践する
12週 柔道⑪:受身、既習技の復習、自由練習、試合 柔道の既習技を自由練習で実践する
13週 柔道⑫:受身、既習技の復習、自由練習、試合 柔道の既習技を自由練習で実践する
14週 柔道⑬:実技試験② 柔道の実技試験を受験する
15週 柔道⑬:実技試験③ 柔道の実技試験を受験する
16週 保健・体育 筆記試験 学年末試験期間中に実施【試験時間:50分】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。2
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。2

評価割合

試験(定期考査)技能(実技試験含む)提出物(体育日誌)その他合計
総合評価割合40401010100
基礎的能力202051055
専門的能力20205045
分野横断的能力000