保健体育

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 保健体育
科目番号 0007 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 実技 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 現代保健体育改訂版,大修館書店
担当教員 江田 茂行,桐生 拓

到達目標

この科目は長岡高専の学習・教育目標の(G)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,各到達目標と長岡高専の学習・教育目標との関連を
科目の到達目標 ,評価の重み ,学習・教育到達目標との関連の順で次に示す.
①技能:チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め,作戦を生かした攻防を展開してゲームができるようにする. 10% (g1),(g2)
②態度:互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに,グラウンド,体育館などの安全を確かめ,健康・安全に留意してトレーニングや競技ができるようにする. 30% (g1),(g2)
③学び方:自己の能力に応じた課題の解決を目指して,計画的なトレーニングの方法や競技の方法を工夫することができるようにする. 30% (g1),(g2)
④保健:生涯を通じて自らの健康を適切に管理し,改善していく資質や能力の基礎を培い,各種運動を通じて実践的な理解を深める. 30% (g1),(g2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め,作戦を生かした攻防を展開してゲームができる.チームの課題や自己の能力に応じて技能を高め,作戦を生かした攻防を展開してゲーム概ねができる.左記に達していない
評価項目2互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに,グラウンド,体育館などの安全を確かめ,健康・安全に留意してトレーニングや競技ができる。②態度:互いに協力してトレーニングや競技ができるようにするとともに,グラウンド,体育館などの安全を確かめ,健康・安全に留意してトレーニングや競技が概ねできる。左記に達していない
評価項目3自己の能力に応じた課題の解決を目指して,計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を工夫することができる.自己の能力に応じた課題の解決を目指して,計画的なトレーニングの仕方や競技の仕方を工夫することが概ねできる.左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:

運動理論や運動技術を基本に生涯健康であるために,総合的に運動と関わるか,運動習慣を身に付けるためにはどうするかを自ら考え,自ら学び,練り上げ,生活にいかせる能力を身に付ける.また,その活動を通じて高専生として必要な、コミュニケーションスキル等の汎用的技能・主体性等の態度・志向性(人間力)を養う.
授業の進め方・方法:
教室の他、体育館・グラウンド他体育施設にて講義・実技を行う。
注意点:
健康・安全に留意して授業参加できるようにすることが大切であり,原則的に学校指定の体操着を着用,装飾品等を外して授業に参加すること.天候や気温,湿度などの気象条件に応じた服装の用意を忘れないこと.地面や床の固さやスポーツ種目を考え,適切なシューズを履くこと.以上のことが健康・安全にかかわる態度の育成に寄与する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 学校体操の確認① 体育授業の流れを理解する
2週 学校体操の確認② スポーツテスト屋内種目 学校体操の内容を理解・実践する
3週 学校体操の確認③ スポーツテストシャトルラン 学校体操の内容を理解・実践する
4週 スポーツテスト(屋外種目) スポーツテストの屋内種目を行う
5週 学校体操の確認④ 体つくり運動 持久走(20分間走) 30分を目標に、息がはずむ程度のスピードで、体調に合わせてマイペースに実践する
6週 体つくり運動 持久力(30分間走など) 30分を目標に、息がはずむ程度のスピードで、体調に合わせてマイペースに実践する
7週 体つくり運動 持久力(脈拍数を用いて) 30分を目標に、息がはずむ程度のスピードで、体調に合わせてマイペースに実践する
8週 調整力のトレーニング1 リズム(個人) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
2ndQ
9週 調整力のトレーニング2 リズム(少人数から集団) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
10週 調整力のトレーニング3 協調性(少人数から集団) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
11週 調整力のトレーニング4 協調性(集団) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
12週 調整力のトレーニング5 縄跳び 基礎編(2人1組) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
13週 調整力のトレーニング6 縄跳び 応用編(2人1組) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
14週 調整力のトレーニング7 縄跳び(4~10人1組) 互いのよさを認め合い、協力して練習したり、交流したり、発表したりすることができるようにする
15週 試験解説と発展授業 試験の確認を行う
16週
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション、体つくり運動 後期体育授業の流れを理解する
2週 柔道①:柔道衣の着方、礼法、基本動作、受身 柔道の基本動作・授業のルール等を理解・実践する
3週 柔道②:受身、袈裟固、膝車 柔道の受け身を理解・実践する
4週 柔道③:受身、既習技の復習、上四方固、連絡技 柔道の上四方固、連絡技を理解・実践する
5週 柔道④:受身、既習技の復習、大腰、自由練習 柔道の大腰、自由練習を理解・実践する
6週 柔道⑤:受身、既習技の復習、背負投、自由練習 柔道の背負投、自由練習を理解・実践する
7週 柔道⑥:受身、既習技の復習、連絡技、自由練習 柔道の連絡技、自由練習を理解・実践する
8週 柔道⑦:受身、既習技の復習、出足払、自由練習 柔道の出足払、自由練習を理解・実践する
4thQ
9週 柔道⑧:受身、既習技の復習、大内刈、小内刈 柔道の大内刈、小内刈を理解・実践する
10週 柔道⑨:実技試験① 柔道の実技試験を受験する
11週 柔道⑩:受身、既習技の復習、自由練習 柔道の既習技を自由練習で実践する
12週 柔道⑪:受身、既習技の復習、自由練習、試合 柔道の既習技を自由練習で実践する
13週 柔道⑫:受身、既習技の復習、自由練習、試合 柔道の既習技を自由練習で実践する
14週 柔道⑬:実技試験② 柔道の実技試験を受験する
15週 試験解説と発展授業 試験の確認を行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前15,後15
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前15,後15
合意形成のために会話を成立させることができる。3前15,後15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前15,後15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前15,後15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前15,後15
目標の実現に向けて計画ができる。3前15,後15
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前15,後15
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前15,後15
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前15,後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前15,後15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前15,後15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前15,後15
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前15
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前15
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前15
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前15,後15
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前15,後15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前15,後15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前15,後15
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。2
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000002525
分野横断的能力000002525