世界史

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 世界史
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 明解世界史A(帝国書院),明解世界史図説エスカリエ(帝国書院),明解新世界史Aノート
担当教員 田中 聡,鈴木 覚,小名 富男

到達目標

この科目は長岡高専の学習・教育到達目標の(A)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連の順で次に示す.①世界史に関する基礎知識を学習し理解する.70%(a1)②世界の文化の多様性を理解する.30%(b1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界史に関する基礎知識を理解する.世界史の基礎知識を概ね理解する.左記に達していない.
評価項目2世界の文化の多様性を理解する.世界の文化の多様性を概ね理解する.左記に達していない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
世界史に関する基礎知識の学習を通し、世界の文化の多様性を理解する.〇関連する科目:日本史(2年),歴史学ⅡA・ⅡB(5年,選択)
授業の進め方・方法:
基本事項を解説するとともに,ワークブックやスライドショーにより,理解を深める.
注意点:
授業中の積極的な発言を期待する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人類の始まり 人類の始まりについて理解する.
2週 東アジアの文明 東アジアの文明について理解する
3週 南アジアの文明 南アジアの文明について理解する.
4週 西アジア・北アフリカの文明 西アジア・北アフリカの文明について理解する.
5週 ヨーロッパの文明 ヨーロッパの文明について理解する.
6週 南北アメリカの文明 南北アメリカの文明について理解する.
7週 ユーラシアの交流圏 ユーラシアの交流圏について理解する.
8週 中間試験
2ndQ
9週 繁栄するアジア(1) 西アジアの諸国家の繁栄について理解する.
10週 繁栄するアジア(2) 東アジアの諸国家の繁栄について理解する.
11週 繁栄するアジア(3) 交易で結びつく東アジアについて理解する.
12週 大航海時代と新たな国家の形成(1) ルネサンスと宗教改革について理解する
13週 大航海時代と新たな国家の形成(2) 大航海時代のはじまりについて理解する.
14週 大航海時代と新たな国家の形成(3) ヨーロッパ諸国の国づくりについて理解する.
15週 期末試験
16週 前期のまとめ 前期の学習を振り返り,理解を深める.
後期
3rdQ
1週 ヨーロッパ・アメリカの諸革命 ヨーロッパ・アメリカの諸革命について理解する.
2週 自由主義・ナショナリズムの進展 自由主義・ナショナリズムの進展について理解する.
3週 アジア諸国の動揺 アジア諸国の動揺について理解する.
4週 東アジアの大変動 東アジアの大変動について理解する.
5週 第一次世界大戦がもたらしたもの 第一次世界大戦がもたらしたものについて理解する.
6週 民族自決を求めて 民族自決の動向について理解する.
7週 経済危機から第二次世界大戦へ(1) 世界恐慌とその影響について理解する.
8週 中間試験
4thQ
9週 経済危機から第二次世界大戦へ(2) 第二次世界大戦の始まりについて理解する.
10週 経済危機から第二次世界大戦へ(3) 第二次世界大戦の拡大と終わりについて理解する.
11週 冷たい戦争の時代(1) 冷戦の始まりについて理解する.
12週 冷たい戦争の時代(2) 多極化と緊張緩和について理解する.
13週 冷戦終結への道のり 冷戦終結への道のりについて理解する.
14週 地球社会への歩み グローバル化する世界について理解する.
15週 期末試験
16週 持続可能な社会をめざして 持続可能な社会を目指す世界の動きについて理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000