科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 公共
科目番号 0010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 公共(実教出版)/公共 演習ノート(実教出版)
担当教員 小名 富男

到達目標

(科目コード:02100,英語名: Public)(授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の学習・教育目標の(A)と主体的に関わる。 この科目の各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育到達目標との関連の順で次に示す。 ①現代の民主政治と日本国憲法についての基本概念・理論を理解する。40%(a1)(a3)、②現代の経済社会と国民生活についての基本概念・理論を理解する。30%(a1)(a2)(a3)、③国際社会と人類の課題についての基本概念・理論を理解する。30%(a1)(a3)。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 現代の民主政治と日本国憲法についての基本概念・理論を詳細に理解する。現代の民主政治と日本国憲法についての基本概念・理論を理解する。現代の民主政治と日本国憲法についての基本概念・理論を概ね理解する。左記に達していない。
評価項目2 現代の経済社会と国民生活についての基本概念・理論を詳細に理解する。現代の経済社会と国民生活についての基本概念・理論を理解する。現代の経済社会と国民生活についての基本概念・理論を概ね理解する。左記に達していない。
評価項目3 国際社会と人類の課題についての基本概念・理論を詳細に理解する。国際社会と人類の課題についての基本概念・理論を理解する。国際社会と人類の課題についての基本概念・理論を概ね理解する。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の日本社会と世界について、その特徴と政治・経済・社会の仕組みについて学習して理解し、それらについての常識や良心的判断の基礎の養成を図ります。自律した地球市民として人類や地球に優しい判断ができ、また、政治・経済・社会の様々な課題を考えて問題の解決をはかって、意見を言えるようになるために、社会科学の基礎を学習する科目です。
○関連する科目:地理総合(1年)、歴史総合(2年)、現代倫理(2年)
授業の進め方・方法:
基本事項を解説するとともに,資料集などを活用し,理解を深める。
注意点:
単なる受け身の態度ではなく、積極的な参加態度を望みます。新聞やテレビのニュースなどにも、日頃関心をもって目を向けて欲しいと思います。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 民主政治の成立、民主政治の基本原理 民主政治の成立、民主政治の基本原理について理解する。
2週 民主政治のしくみと課題、世界の主な政治制度 民主政治のしくみと課題、世界の主な政治制度について理解する。
3週 日本国憲法の成立、日本国憲法の基本的性格 日本国憲法の成立、日本国憲法の基本的性格について理解する。
4週 自由に生きる権利、平等に生きる権利 自由に生きる権利、平等に生きる権利について理解する。
5週 社会権と参政権・請求権、新しい人権 社会権と参政権・請求権、新しい人権について理解する。
6週 社会権と参政権・請求権、新しい人権 人権の広がりと公共の福祉、平和主義とわが国の安全について理解する。
7週 こんにちの防衛問題、政治機構と国会 こんにちの防衛問題、政治機構と国会について理解する。
8週 中間試験 試験時間:50分
2ndQ
9週 行政権と行政機能の拡大、公正な裁判の保障 行政権と行政機能の拡大、公正な裁判の保障について理解する。
10週 地方自治と住民福祉、政党政治 地方自治と住民福祉、政党政治について理解する。
11週 選挙制度、世論と政治参加 選挙制度、世論と政治参加について理解する。
12週 経済主体と経済活動の意義、経済社会の変容 経済主体と経済活動の意義、経済社会の変容について理解する。
13週 市場のしくみ、市場の失敗 市場のしくみ、市場の失敗について理解する。
14週 現代の企業、国民所得 現代の企業、国民所得について理解する。
15週 経済成長と国民の福祉、金融の役割 経済成長と国民の福祉、金融の役割について理解する。
16週 前期末試験
17週:試験解説・発展授業
試験時間:50分
後期
3rdQ
1週 日本銀行の役割、財政の役割と租税、日本の財政の課題 日本銀行の役割、財政の役割と租税、日本の財政の課題について理解する。
2週 戦後日本経済の成長と課題、転機に立つ日本経済 戦後日本経済の成長と課題、転機に立つ日本経済について理解する。
3週 経済社会の変化と中小企業、農業と食料問題 経済社会の変化と中小企業、農業と食料問題について理解する。
4週 消費者問題、公害の防止と環境保全 消費者問題、公害の防止と環境保全について理解する。
5週 労働問題と労働者の権利、こんにちの労働問題 労働問題と労働者の権利、こんにちの労働問題について理解する。
6週 社会保障の役割、社会保障制度の課題 社会保障の役割、社会保障制度の課題について理解する。
7週 国際社会と国際法、国際連合と国際協力 国際社会と国際法、国際連合と国際協力について理解する。
8週 中間試験 試験時間:50分
4thQ
9週 こんにちの国際政治、人権・民族問題 こんにちの国際政治、人権・民族問題について理解する。
10週 軍拡競争から軍縮へ、国際平和と日本の役割 軍拡競争から軍縮へ、国際平和と日本の役割について理解する。
11週 貿易と国際収支、外国為替市場のしくみ 貿易と国際収支、外国為替市場のしくみについて理解する。
12週 第二次世界大戦後の国際経済、地域的経済統合の進展 第二次世界大戦後の国際経済、地域的経済統合の進展について理解する。
13週 国際経済のつながりと課題、発展途上国の諸課題と日本の役割 国際経済のつながりと課題、発展途上国の諸課題と日本の役割について理解する。
14週 持続可能な社会をめざして(1) 持続可能な社会をめざして(1)について理解する。
15週 持続可能な社会をめざして(2) 持続可能な社会をめざして(2)について理解する。
16週 期末試験
17週:試験解説と発展授業
試験時間:50分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3後2,後3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後13
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前15,後2,後7,後10,後12,後14,後15
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後4,後5,後6,後7,後9,後12,後14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3後13
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3後14,後15

評価割合

試験授業参加ノートレポートポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000