到達目標
この科目は長岡高専の教育目標(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習教育目標との関連の順で示す。
①分析化学の基礎理論を習得する (d1) 35%
②分析化学についての実験操作の理論的背景を理解する (d1) 35%
③分析化学と他の科学分野との関連を理解する (d1) 30%
(科目コード:41210,英語名:Analytical Chemistry)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ①について80%以上理解している | ①について60%以上理解している | ①について50%以上理解している | ①について50%以上理解していない |
評価項目2 | ②について80%以上理解している | ②について60%以上理解している | ②について50%以上理解している | ②について50%以上理解していない |
評価項目3 | ③について80%以上理解している | ③について60%以上理解している | ③について50%以上理解している | ③について50%以上理解していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
分析化学は、物質情報を取り扱うための基盤となる学問である。本講義では、一般化学の基礎知識をもとに、分析化学の基礎理論を学び、水溶液の酸塩基平衡、沈殿平衡、錯形成平衡および酸化還元平衡などの化学平衡に対して、論理的に理解できることを目標とする。
○関連する科目:有機化学Ⅰ(3学年履修)、無機化学Ⅰ(3学年履修)、物理化学Ⅰ(3学年履修)
授業の進め方・方法:
教科書の章にそって授業を進める。
授業毎に小テストを実施する。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
可逆な化学反応と平衡定数 |
可逆な化学反応と平衡定数について理解する
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2週 |
濃度と活量 |
濃度と活量について理解する
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3週 |
酸と塩基 |
酸と塩基について理解する
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4週 |
酸の解離平衡(1) |
酸の解離平衡について理解する
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5週 |
塩基の解離平衡(2) |
塩基の解離平衡について理解する
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6週 |
pH |
pHについて理解する
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7週 |
前期中間試験 |
試験時間:50分
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8週 |
酸の解離平衡(2) |
酸の解離平衡について理解する
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2ndQ |
9週 |
塩基の解離平衡(2) |
塩基の解離平衡について理解する
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10週 |
ヘンダーソン-ハッセルバルヒの式 |
ヘンダーソン-ハッセルバルヒの式について理解する
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11週 |
緩衝液 |
緩衝液について理解する
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12週 |
塩の水溶液 |
塩の水溶液について理解する
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13週 |
中和滴定 |
中和滴定について理解する
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14週 |
多塩基酸の解離平衡
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多塩基酸の解離平衡について理解する
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15週 |
二塩基酸の中和滴定
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二塩基酸の中和滴定について理解する
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16週 |
期末試験 17週:試験解説と発展授業 |
試験時間:50分
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後期 |
3rdQ |
1週 |
錯形成平衡 |
錯形成平衡について理解する
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2週 |
キレート滴定 |
キレート滴定について理解する
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3週 |
錯形成平衡の応用 |
錯形成平衡の応用について理解する
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4週 |
酸化と還元 |
酸化と還元について理解する
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5週 |
酸化還元平衡(1) |
酸化還元平衡について理解する
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6週 |
酸化還元平衡(2) |
酸化還元平衡について理解する
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7週 |
電位差滴定 |
電位差滴定について理解する
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8週 |
後期中間試験 |
試験時間:50分
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4thQ |
9週 |
溶解平衡(1) |
溶解平衡について理解する
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10週 |
溶解平衡(2) |
溶解平衡について理解する
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11週 |
沈殿滴定(1) |
沈殿滴定について理解する
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12週 |
沈殿滴定(2) |
沈殿滴定について理解する
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13週 |
溶媒抽出 |
溶媒抽出について理解する
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14週 |
液-液分配平衡 |
液-液分配平衡について理解する
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15週 |
金属イオンの溶媒抽出 |
金属イオンの溶媒抽出について理解する
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16週 |
後期末試験 17週:試験解説と発展授業 |
試験時間:50分
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 電離平衡と活量について理解し、物質量に関する計算ができる。 | 4 | 前1 |
溶解度・溶解度積について理解し必要な計算ができる。 | 4 | 後9,後10 |
沈殿による物質の分離方法について理解し、化学量論から沈殿量の計算ができる。 | 4 | 後11 |
強酸、強塩基および弱酸、弱塩基についての各種平衡について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前14,前15 |
強酸、強塩基、弱酸、弱塩基、弱酸の塩、弱塩基の塩のpHの計算ができる。 | 4 | 前4,前5,前6,前8,前9 |
緩衝溶液とpHの関係について説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12 |
錯体の生成について説明できる。 | 4 | 後1 |
陽イオンや陰イオンの関係した化学反応について理解し、溶液中の物質の濃度計算(定量計算)ができる。 | 4 | 前2 |
中和滴定についての原理を理解し、酸及び塩基濃度の計算ができる。 | 4 | 前13 |
酸化還元滴定についての原理を理解し、酸化剤及び還元剤の濃度計算ができる。 | 4 | 後4,後5,後6,後7 |
キレート滴定についての原理を理解し、金属イオンの濃度計算ができる。 | 4 | 後2,後3 |
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。 | 4 | 後13,後14,後15 |
溶媒抽出を利用した分析法について説明できる。 | 4 | 後13,後14,後15 |
評価割合
| 定期試験(前期中間) | 定期試験(前期期末) | 定期試験(後期中間) | 代替課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 15 | 15 | 15 | 10 | 45 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 10 | 5 | 25 | 60 |
専門的能力 | 5 | 5 | 5 | 5 | 20 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |