到達目標
(科目コード:41090、英語名:Graduation Research)
この科目は長岡高専の教育目標の(B,D,E,F,G)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。①卒業研究を通して、研究テーマに対する研究手法を習得する。15%(f1-2,g1-2)、②研究遂行に必要な実験方法、機器分析手法、解析手法を理解する。15%(e1-2,d2)、③研究結果のまとめ方を理解する。30%(b1-3)、④分析結果の解析法を理解する。30%(b1-3)、⑤実験結果のまとめ方を理解する。10%(g1-2)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 卒業研究を通して、研究テーマに対する研究手法の詳細を習得する。 | 卒業研究を通して、研究テーマに対する研究手法を習得する。 | 卒業研究を通して、研究テーマに対する研究手法を概ね習得する。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 研究遂行に必要な実験方法、機器分析手法、解析手法の詳細を理解する。 | 研究遂行に必要な実験方法、機器分析手法、解析手法を理解する。 | 研究遂行に必要な実験方法、機器分析手法、解析手法を概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | 研究結果のまとめ方の詳細を理解する。 | 研究結果のまとめ方を理解する。 | 研究結果のまとめ方を概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目4 | 分析結果の解析法の詳細を理解する。 | 分析結果の解析法を理解する。 | 分析結果の解析法を概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目5 | 実験結果のまとめ方の詳細を理解する。 | 実験結果のまとめ方を理解する。 | 実験結果のまとめ方を概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ひとつの研究課題について、指導教員の指導の下で1年間にわたり文献検索から、実験の進め方、実験結果の解析、そして最終的な研究のとりまとめと発表方法に至るまでの研究活動の全般を学ぶ。単なる追試的実験ではなく、新しい実験方法の開拓、新しい現象の発見さらには新しい材料やプロセスの開発を目指して実験・研究を行うものである。
○関連する科目:創造実験(4学年後期履修)、論文輪講(5学年履修)、インターンシップⅠ、Ⅱ(4学年前期履修)、物質工学特別研究(専攻科1、2学年履修)、その他1学年から履修した各専門科目および物質工学実験ならびに各コース実験全般
授業の進め方・方法:
ひとつの研究課題について、指導教員の指導の下で1年間にわたり文献検索から、実験の進め方、実験結果の解析、そして最終的な研究のとりまとめと発表方法に至るまでの研究活動の全般を学ぶ。理解度・習得の程度は,卒業論文(50%)、中間発表(20%)、卒研発表(30%)で評価し、レポートと中間発表についての評価は個々の指導教員が行い、卒表研究発表の評価は物質工学科全教職員で行う。
注意点:
高専5年間の総まとめとして、新しい「何か」を求め、自らのテーマに積極的に取り組むことが重要である。そして、得られた研究成果は積極的に外部へアピール・発表することが必要である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
各研究室において卒業研究に取り組み、10月に中間発表、1月末から2月初旬に卒業研究発表を行い、卒業論文をまとめる。 |
各研究室における研究活動を通じて、実験・計測・分析方法、考察・レポート作成、 技術者としての倫理、国際貢献・地域貢献、知的財産、法令順守、持続可能性、技術史、コミュニケーションスキル、合意形成、情報収集・活用・発信力、課題発見、論理的思考力、主体性、自己管理力、責任感、チームワーク、リーダーシップ、未来志向性・キャリアデザイン、学習と企業活動の関連、総合的な学習と創造的思考力、に関する知識や能力を身に付ける。
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間発表 | 卒業研究発表 | 卒業論文 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 30 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 5 | 10 | 10 | 25 |
専門的能力 | 10 | 10 | 20 | 40 |
分野横断的能力 | 5 | 10 | 20 | 35 |