無機化学演習

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 無機化学演習
科目番号 0106 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 基本無機化学
担当教員 小出 学

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習教育目標との関連の順で示す。
①原子の構造と化学結合を理解する。50%(d1),、②分子の構造と性質を理解する。50%(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1原子の廣造と化学結合を基礎と応用を理解する。原子の廣造と化学結合を基礎を理解する。左記に達していない。
評価項目2分子の構造と性質の基礎と応用を理解する。分子の構造と性質の基礎を理解する。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
無機化学Ⅰの内容(原子構造、電子配置と周期表、共有結合と分子構造、イオン結合と結晶構造、酸化還元反応、典型元素等)およびその基礎となる物理化学の知識に関する演習を行い、基礎的な無機化学に対する理解を深める。
○関連する科目:物理化学Ⅰ(3学年前期・後期履修)、物理化学Ⅱ(4学年前期履修)
授業の進め方・方法:
原子構造、電子配置等の原子に関する考え方から始まり、原子間結合から分子の構造と性質に至る、無機化学に関する基本的な考え方を理解する。
注意点:
無機化学Ⅰの内容の演習を通して、さらに理解する。授業を勧めていく段階で、復習が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 元素について 電子配置と電子殻について理解する(1)
2週 原子構造(1) 電子配置と電子殻について理解する(2)
3週 原子構造(2) 電子配置と電子殻について理解する(3)
4週 電子配置(1) 電子配置と価電子について理解する。(1)
5週 電子配置(2) 電子配置と価電子について理解する。(2)
6週 量子数(1) 量子数について理解する。(1)
7週 量子数(2) 量子数について理解する。(2)
8週 原子とイオン(1) イオン化ついて理解する。(1)
2ndQ
9週 原子とイオン(2) イオン化ついて理解する。(2)
10週 分子について(1) 分子構造を推定を行なう。(1)
11週 分子について(2) 分子構造の推定を行なう。(2)
12週 結合と軌道(1) 共有結合について理解する。(1)
13週 結合と軌道(2) 共有結合について理解する。(2)
14週 分子構造(1) 分子軌道法について理解する。(1)
15週 期末試験 期末試験
16週 無機化学全般のまとめ 無機化学の将来について

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。4前1,前2,前3,前6,前7
価電子の働きについて説明できる。4前2,前3
原子のイオン化について説明できる。4前8,前9,前10,前11
代表的なイオンを化学式で表すことができる。4前8,前9,前10,前11
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。4前4,前5
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。4前4,前5
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。4前12,前13,前14,前15

評価割合

試験相互評価合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050
分野横断的能力000