到達目標
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習教育目標との関連の順で示す。
①原子の構造と化学結合を理解する。50%(d1),、②分子の構造と性質を理解する。50%(d1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 原子の廣造と化学結合を基礎と応用を理解する。 | 原子の廣造と化学結合を基礎を理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 分子の構造と性質の基礎と応用を理解する。 | 分子の構造と性質の基礎を理解する。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
無機化学Ⅰの内容(原子構造、電子配置と周期表、共有結合と分子構造、イオン結合と結晶構造、酸化還元反応、典型元素等)およびその基礎となる物理化学の知識に関する演習を行い、基礎的な無機化学に対する理解を深める。
○関連する科目:物理化学Ⅰ(3学年前期・後期履修)、物理化学Ⅱ(4学年前期履修)
授業の進め方・方法:
原子構造、電子配置等の原子に関する考え方から始まり、原子間結合から分子の構造と性質に至る、無機化学に関する基本的な考え方を理解する。
注意点:
無機化学Ⅰの内容の演習を通して、さらに理解する。授業を勧めていく段階で、復習が必要である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
元素について |
電子配置と電子殻について理解する(1)
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2週 |
原子構造(1) |
電子配置と電子殻について理解する(2)
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3週 |
原子構造(2) |
電子配置と電子殻について理解する(3)
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4週 |
電子配置(1) |
電子配置と価電子について理解する。(1)
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5週 |
電子配置(2) |
電子配置と価電子について理解する。(2)
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6週 |
量子数(1) |
量子数について理解する。(1)
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7週 |
量子数(2) |
量子数について理解する。(2)
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8週 |
原子とイオン(1) |
イオン化ついて理解する。(1)
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2ndQ |
9週 |
原子とイオン(2) |
イオン化ついて理解する。(2)
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10週 |
分子について(1) |
分子構造を推定を行なう。(1)
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11週 |
分子について(2) |
分子構造の推定を行なう。(2)
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12週 |
結合と軌道(1) |
共有結合について理解する。(1)
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13週 |
結合と軌道(2) |
共有結合について理解する。(2)
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14週 |
分子構造(1) |
分子軌道法について理解する。(1)
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15週 |
期末試験 |
期末試験
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16週 |
無機化学全般のまとめ |
無機化学の将来について
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前6,前7 |
価電子の働きについて説明できる。 | 4 | 前2,前3 |
原子のイオン化について説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10,前11 |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 4 | 前8,前9,前10,前11 |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 4 | 前4,前5 |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 4 | 前4,前5 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 無機化学 | 代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。 | 4 | 前12,前13,前14,前15 |
評価割合
| 試験 | 相互評価 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |